早いもので、初代iPad miniを使い始めてからもう1年4カ月がたった。タブレットはいくつか所有しているが、用途がかぶってしまうこともあり、自然とiPad miniに集約されていった。

この1年4カ月の間に、たくさんの誘惑があった。Kindle Fire HDやNexus 7に乗り換えようかなと思ったこともあるし、もっとも危なかったのはiPad Airが発表されたときだった。iPad 2と同じディスプレイサイズでありながら、あの薄さ、軽さを実現したiPad Airは衝撃だった。ちょうどKDDIのiPhoneを使っていることもあり、月額1,000円増しでセルラーモデルを持とうか真剣に考えたこともあった。

片手でも持てちゃうiPad miniを使い続けて早1年4カ月

しかし、そうした誘惑に何とか耐え、現時点でも私は初代iPad miniを使っている。「畳とガジェットは新しい方がいい」とはよく言ったものだが、初代iPad miniに関しては現時点でも十分満足できているのだ。

製品サイクルの早いタブレット業界において、初代iPad miniが今でもいいと思う理由を考えてみた。

iPad miniの用途

まず前提として、私がiPad miniをどのように使用しているかを簡単に記しておこう。用途は以下の通りだ。

  • Kindleなど電子書籍の閲覧

  • EvernoteやDropboxで仕事の資料や文書を出先から閲覧

  • 出先でSafariを使っての調べ物

  • 写真のビューワーとして

  • 大きい画面の方が楽しめるゲームをプレイ

  • 出張先でWi-Fiにつなぐ環境がある場合は地図として

以上である。TwitterやFacebookなどはチェックしないし、カメラも使わない。アプリも最低限のものしか入れていない。自宅にいるときは電子書籍以外ではあまり手にすることはなく、もっぱら外出先での使用がメインとなる。