【レポート】

男女の産み分け、医師が「不可能」と断言

神野恵美  [2014/03/19]

男女の産み分け法、様々なものがあるとされるが……

「男の子がほしい」「女の子がほしい!」と思うカップルは多い。男女の産み分けを特色として打ち出すクリニックもあるが……(画像はイメージ)

「次こそは男の子がほしい! 」「今度は女の子! 」と強く願う夫婦は多いことだろう。産婦人科の中には「男女の産み分け指導」をクリニックの特色として打ち出しているところもあるほどだ。

性別は、23組目の染色体が男性はXY、女性がXXとなっていることによって決定する。卵子はX染色体を持つタイプのみで、精子にはX染色体を持つX精子とY染色体を持つY精子の2タイプが存在し、どちらの精子が卵子と受精するかで性別が決まる。

男女の産み分け法の中には、X精子とY精子の寿命は異なることを利用したものがある。X精子は3日ほど、Y精子は1日ほどの寿命。卵子の寿命は1日程度のため、排卵日の2日前に性交渉を持つと、Y精子はいなくなりX精子のみが存在している可能性が高いことから、女の子が産まれる確率が高いという説だ。では果たして、医学的にこうした男女の産み分けは可能なのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に聞いてみたところ、意外にも明瞭な答えが返ってきた。

「男女の産み分けは不可能です」。

「膣の中を酸性にしてセックスすると女の子が生まれるとか、女性がオーガズムを感じた後に射精したら男の子が生まれるなど、そうした産み分け法がまことしやかに語られていますが、もしそれが本当だったらロイヤルファミリーや梨園も困りませんよね」。

確かに、そもそも望む性別がうまれる確率は1/2。産み分け法で希望する性別の子を授かったのか、たまたまなのか、わかるはずもない。

ただし、産み分け法がないわけではない。「今のところ、確実な産み分け方法としては、体外受精後に受精卵の細胞を採取して染色体を調べ、XY、あるいはYYのものだけを子宮に戻すというものです。現在の日本では禁止されていますが」と補足する。

残念ながら現在の日本では、「確実な男女の産み分け方法はない」というのが答えのようだ。

宋美玄(そん みひょん)医師

産婦人科女医・性科学者
1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。
2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。 2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
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