空冷/水冷両対応のPOSEIDON

ASUSの「POSEIDON-GTX780-P-3GD5」は、空冷/水冷両対応の新型クーラー「DirectCU H2O」を搭載するGeForce GTX 780グラフィックスカード。ベース部には、熱伝導に優れるベイパーチャンバーを採用しており、リファレンスのクーラーに比べ、空冷時には7℃、水冷時には24℃も温度を下げることが可能だという。価格は85,000円前後。

ASUSの「POSEIDON-GTX780-P-3GD5」。ご存じROGブランドの製品だ

空冷/水冷両対応のVGAクーラー「DirectCU H2O」を搭載する

10フェーズのデジタル電源回路「DIGI+ VRM」や、高耐久コンデンサ「Black Metallic Capacitor」などを搭載する。コアクロックは、通常の863/900MHzから954/1,006MHzまで高速化。同GPUを搭載するモデルとしては、すでにDirectCU IIクーラーを搭載する「GTX780-DC2OC-3GD5」(889/941MHz)も発売されていたが、速度ではこれを大幅に上回る。

カードは従来と同じ2スロット厚。高耐久の「ダストプルーフファン」と3本のヒートパイプも備えており、空冷のみでの使用も可能だ。GTX 780 Tiでないのがちょっと残念ではあるが、非常にユニークな製品として注目されそうだ。

DirectCU H2Oクーラーの冷却性能は非常に強力。静音性にも優れる

カードの構造。薄板状のベイパーチャンバーが搭載されている

安価なThin Mini-ITXマザー

ASUSの「H81T」は、H81チップセットを搭載するThin Mini-ITXマザーボード。同社のThin Mini-ITXマザーボードとしては、Q87チップセットの「Q87T」もすでに発売されていたが、このH81Tは価格が10,000円前後と、より安価なのが特徴。こちらもDC入力端子を備えており、ACアダプタによる駆動が可能だ(ACアダプタは別売)。

ASUSの「H81T」。ソケットはLGA1150で、Haswell世代のCPUが利用できる

バックパネルには、USB3.0×2、DVI、HDMI、eSATA、LANなどを備える

メモリはSO-DIMM×2スロットで、拡張カードのインタフェースとしてMini PCI ExpressとmSATAも備える。レイアウトはQ87Tに似ているが、PCI ExpressスロットやDisplayPortは省略されており、基板上のSATA 6Gb/sも4ポートから1ポートに削減されている。

バックパネルのブラケットは、通常タイプとスリムタイプの2種類が付属