現在放送中のTVアニメ『生徒会役員共*』で七条アリア役を担当。『けいおん!』の田井中律役や『氷菓』の千反田える役などでおなじみの声優・佐藤聡美が、2014年2月26日、ソロアーティストとしてデビューを果たす。

佐藤聡美のデビューシングル「ミライナイト」初回限定盤のジャケットイメージ

注目のデビュー曲は、TVアニメ『生徒会役員共*』のエンディングテーマ「ミライナイト」。放送中の作品なので、すでに耳にした人も多いだろう。そこで今回は、アーティストデビュー直前に佐藤聡美自身が語った作品の魅力などを紹介しよう。

佐藤聡美、「ミライナイト」でアーティストデビュー!

――2月26日にソロデビューシングルがリリースされますが、ソロデビューが決まったときの感想は?

佐藤聡美「本当にビックリしました。音楽はずっと好きだったんですけど、得意というほどではなかったので、自分が歌を出すことはないと思っていたんですよ。でも最近、いろいろな人の曲を聴いたり、ライブのDVDを観たりしているうちに、音楽ってやっぱり楽しそうだなって思い、キャラソンじゃなくて、自分で歌うとしたらどんな感じになるんだろう、ちょっとやってみたいなって思っていた矢先にお話をいただいたので、ぜひやらせてください! って(笑)」

――以前からソロで歌ってみたいと思っていたわけではないんですね

佐藤「はい。今まで、そういうお話があっても『私なんかにはもったいないです』とお断りさせていただいてたので。でも心境の変化が自分の中にあって、今回は挑戦させていただくことにしました」

――心境の変化が起こったきっかけなどはありますか?

佐藤「特別、何かがあったというわけではないですね。J-POPのアーティストさんのライブDVDを観たり、いろいろな曲を聴いているうちに、徐々にそういう気持ちになっていったという感じですね。ライブDVDを観たり、いろいろな曲を聴きだしたのも、最初はキャラソンの表現やイベントでのパフォーマンスなどの勉強のつもりだったんですけど、だんだん面白そうだなっていう気持ちに変わってきました」

――やはりキャラクターソングを歌うのとは違いますか?

佐藤「まったく違いますね。キャラソンの場合は、キャラクターがあり、作品があり、それを表現するために私がいるわけですが、自分の歌となると自分しかいないので、キャラクターの声や芝居にまったくとらわれない歌い方をしなければならない。それはそれでちょっと難しいなって思います(笑)」

――それではデビュー曲となる「ミライナイト」ですが、最初に聴いたときの感想はいかがでしたか?

佐藤「すごくキャッチーで、王道なメロディラインだなって。きれいでかわいくて、デビュー曲にふさわしい、すごく素敵な曲をいただけたので、すごくうれしかったです。レコーディング用の素材も早めにいただけたので、何度も何度も聴き込みました」