昇降スタンドでユーザーに合わせた高さ調整が可能

スタンドは昇降機能を備えており、最大130mmまで高くすることができる。上下の移動は無段階で可能だ。チルト調整は最大24度で、ディスプレイの上下部を軽く押すだけで角度が変更でき、少し姿勢を変えて画面を動かしたいときも楽に扱える。これらを組み合わせて最も快適な高さに設置すれば、疲れることなく作業できる環境をスムーズに整えられるだろう。

また、スタンド背面にはケーブルマネジメント用のホールがあり、その上に小さな突起がある。これが昇降のロックボタンで、本体ごと移動したいときには、最下部まで下げた状態でロックボタンを押し、ディスプレイの左右を持つような形で簡単に動かせる。

最も低くした状態だと、スタンド上部がディスプレイ上部より少し高くなる

最大130mmまでディスプレイを上昇させられる

ディスプレイを最も仰向けにした状態

最も下向きにチルト調整を行うと、少しうつむいたような状態になる

ピボット・スウィーベル機能も搭載

ディスプレイを回転させ、縦長の状態で設置するピボット機能も搭載している。もちろん縦向きにした状態でも、スタンドの昇降機能やチルト調整機能は利用できるから、窮屈になることもない。回転時は角が設置面をこすらない程度の高さにして、右側を押し下げるように軽く力をかけてやれば、スムーズに無段階で回すことができる。

スタンド底部は薄くシンプルな形なので、裏のツメを立てた状態なら、キーボードをスタンド底部に重ねて、ディスプレイのすぐ近くに置くこともできる。

ディスプレイを左右に振るスウィーベル機能も搭載しており、左右各45度まで調整可能だ。このサイズだと、小規模な会議でミーティングテーブルなどに設置して、参加者全員が見るために使うということも可能だが、その際は画面角度を適宜調整しながら利用できる。

回転させて縦長の画面にする、ピボット機能を搭載

スウィーベル機能は、左右各45度の調整が可能だ

ダイレクト操作が可能なボタンを設置

電源ボタンは本体右下に設置されており、そこから左へメニューボタン、音量調整ボタン、Ecoモード切り替えボタン、入力切り替えボタンが並んでいる。Ecoモード切り替えや入力切り替えが、画面メニューからではなくダイレクトにボタンから行えるのは便利だ。また、音量調整ボタンが本体左右ではなく、ここに並んで設置されているのもわかりやすい。

音量調整ボタンがあることからもわかるように、本体にはスピーカーが内蔵されている。2.0W×2のスピーカーが搭載されているので、別途用意する必要はなく、デスクをすっきりと保てるのも魅力だ。

インタフェースは、背面のディスプレイ下部に用意されている。電源コネクタは左側に、HDMIポート、DVIポート、VGAポートと音声入力端子は右側に設置されている。ここに接続したケーブルをスタンドのケーブルマネジメントホールに通しておけば、ゴチャゴチャと絡まることなくスマートな配置が可能だ。

本体右下には、電源ボタンや各種機能のダイレクト切り替えボタンが並ぶ

メニューボタンからは各種機能の細かい設定が行える

インタフェースは、背面のディスプレイ下部に用意されている

マルチディスプレイでも使いたいスリム大型モデル

ディスプレイのサイズが大きいと、デスクスペースの都合などでマルチディスプレイとして使うのは難しい場合が多い。しかしこの機種の場合、幅532.5mmとコンパクトなので2台並べても1065mm。一般的な事務机の幅が1000mm程度だから、左右に少々飛び出しても余裕がある状態なら、2台並べてマルチディスプレイとしての利用も十分可能だ。

また、ピボット機能で縦向きにして2台並べるのも面白い。マルチディスプレイ環境で高さが欲しいと感じているユーザーには、よい選択肢になるだろう。

「スリムでコンパクト」「使い勝手がいい」「見やすくて疲れない」といった条件の液晶ディスプレイを探しているなら、ぜひ「ProLite XUB2390HS」を検討してみてはどうだろうか。

主なスペック

メーカー iiyama
モデル名 ProLite XUB2390HS
液晶パネル AH-IPS、ノングレア
バックライト LED
画面サイズ 23型ワイド
表示解像度 1920x1080
表示色 約1677万色
本体サイズ W532.5×H386.0~516.0×D230.0mm
重量 5.4kg(スタンド含む)
価格 オープン

本記事の内容は2014/2/26(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはiiyamaのサイトにてご確認ください。