Xperia M2は、低価格版のXperiaだが、「Xperia Zの世界観をいかに世界中に提供できるか」というコンセプトの元に、デザインの方向性を同一にし、同クラスでは大きな4.8インチディスプレイ、8メガピクセルの「(他社に性能や画質で)負けないカメラ」を搭載。低価格ながら同クラスではプレミア感のある製品として位置づけた。

Xperia M2(右)

新興国ではLTE化が進められており、そうした中でキャリアはLTE対応のプレミアモデルでありながら、比較的手に入りやすい端末を求めているため、そうした声に応えられる端末、としている。

今回のMWC 2014では、新興国向けの低価格スマートフォンの話題が多く出ているが、これに関して「これからスマートフォンが普及していくマーケットへのフォーカスは高く持っている」と黒住氏。商品作りや営業部隊の再編などの対応を進めており、Xperia M2もそうした市場への展開を想定している。

しかし、単に安いスマートフォンではなく、「いかにソニーらしい商品を売っていくか、それを作っている段階」にあるという。すでに新興国向けのシェアのある他社がある中で、「裸で(準備をせずに)いっても勝てるものではない」と黒住氏。音、ディスプレイ、カメラといったソニーの強みを生かした性能に加え、「ソニーらしいデザイン」を維持し、価格帯は同じでもプレミアム感を出していく方針だ。

今年のInternational CES 2014で初めて披露し、正式に3月から発売が開始されるウェアラブル端末「SmartWear」は、Lifelogアプリと連携し、日々の行動をグラフィカルに、楽しく記録することができる。

SmartWearのコア

バンドは自由に変更できる。これは、次期サッカー・W杯のカラー

当初は、まだ機能が限定的だが、順次機能を拡張していく方針で、SDKなどの形でサードパーティにも開放することで、さまざまなアプリが登場してくることを期待する。コアと呼ばれるセンサーユニットを取り外し、さまざまな装着方法も考えられ、そうしたバンド部分もサードパーティに協力してもらい、多彩なアイテムを用意していきたい考え。