多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「Bluetoothスピーカーはなにを基準に選べばいいの?」という質問に答えます。

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気軽にスマートフォンの音を楽しめる「Bluetoothスピーカー」ですが、いきなり店頭へ足を運んでも製品数の多さに圧倒されてしまいます。音質なのかデザインなのか、価格なのか機能なのか……ある程度自分なりの基準を設けたうえで事に臨むべきです。音質とデザインは実際に自分の耳と目で確かめるとして、それ以外の主なチェックポイントを挙げてみましょう。

1. バッテリーの連続使用時間は? 充電時間は?

 バッテリー内蔵で持ち運び可能な機種の場合、連続使用時間は長いほうがベターです。多くの機種がUSBケーブルでの充電に対応していますが、念のため充電方法の確認を。そして満充電までどれくらいの時間がかかるのか、高速充電が可能なのかをチェックしておきましょう。

2. 大きさは?

 一般的に、スピーカーの低音再生能力は筐体(エンクロージャ)の大きさに影響され、大きい方が余裕のある低音を再生できます。低音域を強調することで小型ながら迫力ある音を聞かせるスピーカーもありますが、筐体の大きいほうが有利です。その反面持ち運びにくくなるので、どちらを優先するか考えをまとめておきましょう。

3. マルチペアリングに対応している?

 タブレットやPCとスピーカーを共用するつもりなら、複数の端末とのペアリング情報を記録しておける「マルチペアリング」は欠かせません。家族のぶんも考慮するとせめて4台、できれば8台はほしいところです。NFCがサポートされていれば、ペアリングが楽になるという意味でよりベターです。

4. 防水/耐水性は?

 屋外で使うつもりなら、水対策は欠かせません。防水/耐水性能をうたう製品には「IPX5」などとと明記されていて、その数字の大きいほうが水に強いといえます。

5. コーデックはaptXに対応している?

 Android端末のなかには、「aptX」に対応したものがあります。aptXはBluetoothで利用される他のコーデック(SBC/AAC)よりも圧縮率で有利なため、そのぶん音質がよくなります。ただし、同じくaptX対応のBluetoothスピーカーが必要です。iPhoneとの共用も考えているのなら、AACにも対応したスピーカーがベターです。

衝動買いしたBluetoothスピーカーが期待外れだった……ということがないように、用途や自分のスマートフォンに適した製品を選びましょう

(記事提供: AndroWire編集部)