【ハウツー】

LTEでつながっているのに電話があると3Gに切り替わるって、どういうこと? - いまさら聞けないAndroidのなぜ

多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「LTEでつながっているのに電話があると3Gに切り替わるって、どういうこと?」という質問に答えます。

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LTEを導入している携帯電話各社は、音声通話の発信/着信に「回線交換フォールバック(CSFB)」という機構を利用しています。CSFBの働きにより、LTE回線で通信しているときでも着信があり次第3G回線へと切り替え、音声通話することが可能になります。

回線を切り替える理由は、LTEが「データ通信専用回線」であり音声通話の回線交換網を持たないからです。TCP/IPネットワークを利用する音声通話方式(VoIP)を採用するという手もありますが、携帯電話各社ともLTEのサービス提供を始めた時点ではカバーエリアが狭く、VoIPをLTE回線上でサービスする「VoLTE」を提供することは難しい状況でした。そこで、必要に応じて回線を従来の3G回線交換に"落とす"ことにより、既存の音声通話サービスの継続利用を可能にしたのです。

現在販売されているスマートフォンの多くはLTEと3G両方の回線に対応していますが、両方の回線を同時に利用することはありません。着信があったときには、LTE端末として位置が登録されているエリアと重複している3Gエリアを特定し、その交換機に対して携帯電話ネットワークから音声着信の呼び出しすることで着信要求が行われるからです。

ただし、この状況はそう長く続かないでしょう。3GよりLTEのほうが電波の利用効率は高く、1つの技術に絞って展開したほうがメンテナンスコストも下がるため、ネットワークの高度化を進めたい携帯電話会社はいずれVoLTEへの移行に着手すると考えられます。各社のLTE網は急速に拡充されていますから、はやければ2014年内にはVoLTEサービスが開始されるかもしれません。

携帯電話各社は「CSフォールバック」を使うことで、既存の音声通話サービスの利用を可能にしています

(記事提供: AndroWire編集部)

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