アジア最大級の写真イベントCP+ 2014、カシオブースは、EXILIM(エクシリム)シリーズのフラッグシップモデル「EX-10」と、その兄弟機として新たに発表された「EX-100」を中心に据えた展示だ。

新モデルのEX-100は、1/1.7の大型センサーをはじめとするEX-10の基本性能をそのままに、全域F2.8の10倍ズームレンズ搭載し、3月下旬に発売が予定されている。詳しくは別記事『カシオ「EXILIM」、ズーム全域F2.8の光学10.7倍レンズを搭載した「EX-100」』を参照いただきたい。

カシオブース全景(写真左)。全域F2.8の10倍ズームモデル「EX-100」(写真右)。外観はEX-10に限りなく近いが、ボディ表面仕上げの調子が異なる

EX-10とEX-100の特長的な機能として「プレミアムブラケティング(2軸ブラケット撮影機能)」が挙げられる。これは「フォーカス×絞り」「ホワイトバランス×明るさ」といったように、2種類パラメーターを組み合わせて、それぞれを少しずつ変化させながら連続撮影するすることで、より自分のイメージに近い写真を撮ることができる機能だ。

今回のカシオブースでは、このプレミアムブラケティングの体験ステージを正面に設置。ヨーロッパの街角をイメージしたポップなセットを背景に、美しいコンパニオンをモデルに、存分にポートレート撮影を体験できる。

プレミアムブラケティングの効果が分かりやすい、ポップカラーのステージ

女性モデルを実際に撮影しながら、プレミアムブラケティングを理解できる

プレミアムブラケティングの「コントラスト×彩度」を体験。これが基準(バランスの中心)となる画像

撮影された9コマの中から、やや彩度を落としたコマを選んでみる。都会的でおしゃれな雰囲気

こちらは彩度の高い、元気なイメージ。このように、同じ構図でも簡単に、大きく印象が変わった写真が撮れる

ステージコンパニオンは時間で交代するので、撮りごたえ十分。EXILIMの操作も自然に覚えてしまうぞ!

EX-10ユーザーがプレミアムブラケティングで撮影した作品ギャラリー

さて、新製品のEX-100は、先に登場したEX-10と比較して、プレミアムブラケティングで選択できるパラメーターの組み合わせが増えている。しかも、ホワイトバランスとの組み合わせが増えたので、このステージのようなカラフルなシーンで特に表現の幅が広がるのだ。しかも、10倍ズームレンズなので、ぐっとモデルに寄った撮影ができるのも嬉しい。撮影体験の際には、ぜひEX-100を手に取ってみることをおすすめしたい。

その隣のステージでは、これまた美しいコンパニオンをモデルに5秒間で何枚の写真を撮影できるかを競う「エクシリム サクサク撮影チャレンジ」というイベントが開催されている。参加者のうち最も多い枚数を撮影した人は景品がもらえるので、ぜひチャレンジしてみよう。なお、筆者が確認した時点で、最高枚数は10枚だった。これが優勝の目安かも…?

隣のステージで行われるイベント「エクシリム サクサク撮影チャレンジ」

0.7秒経過。とにかくサクサク、連続シャッターを切れ! ただしハイスピード連写を使うのは禁止!!

このほか、ゴルフ専用EXILIM「EX-FC400S」を使ったゴルフフォーム撮影体験コーナーや、アジア地域で人気のTRシリーズも展示されている。ブースではプレミアムブラケティングに関するアンケートも行っており、タブレットを使って簡単に答えられるうえに、カシオのノベルティグッズがもらえるぞ。

カシオブースの名物コーナー「ゴルフフォーム撮影体験ブース」

「EX-FC400S」を使ってインパクトの瞬間をスローで撮影。入射角・打ち出し角をチェックしてくれる

こちらも新登場の「EX-ZR500」。1回の充電で約510枚も撮影できる長電池寿命モデル

アジア地域で大人気のTRシリーズを展示。国内ではなかなか見られない製品だけに、貴重な機会かも

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