3点目の「いらない情報がたくさん届く」という課題については、ビッグデータに基づいて「今ぴったり」のお店をレコメンドすることで解決する。たとえば、今いる場所にまったく関係のないお店情報やクーポンが送られてきても意味がない。au WALLETでは、天気や季節、位置情報、購買履歴などのデータを活用し、"今本当に役立つお店"を教えてくれるというわけだ。

位置情報をはじめとするビッグデータに基づいて、ぴったりのお店をレコメンドしてくれる

一方で、店舗側としては、au WALLETに対応することで客足の増加が期待できることが大きなメリットとなる。これまでにもauは「auスマートパス」で提携店舗のクーポンをユーザーに向けて配信しており、au WALLETでもそうした実績と経験をもとに効率よく送客を図るとしている。

KDDIは、au WALLETで今後1兆円規模の経済圏の確立を目指し、付加価値ARPUの上積みを狙う。au WALLETのサービス開始は2014年5月を予定しており、加盟店や特約店、カードデザインなどについてもその時期に発表する予定だ。

(記事提供: AndroWire編集部)