乳児を連れての初の海外旅行。旅先に選んだのはクラブメッド・プーケットだった。決め手は生後4カ月からの託児サービスである「ベビークラブ」の存在だった。看護師資格を有するG.O(クラブメッドのスタッフのことで、「ジーオー」)もいて、環境面も人員配置も申し分ない。実際に午前中に子供を預けて夕方迎えに行ってみると……子供は「キャハハハハ!!! 」と楽しそうにG.Oと遊んでいた(前編からの続き)。

「ベビークラブ」に1日子供を預けて迎えに行くと……楽しそうに笑い声を上げながらG.Oと遊んでいた

コースが楽しめるレストランも子供OK!

遅めのランチとディナーをコーススタイルで提供するスペシャリティレストランももちろん子供OK

子供を迎えに行った後はディナータイム。朝食と同じレストランでビュッフェ形式のディナーを楽しむこともできるし(このレストランでは、朝食、昼食、夕食を提供)、他に、スペシャリティレストランもある。こちらは遅めのランチやディナーをコースでいただける(ディナーのみ事前予約制)。スペシャリティレストランも子供OKとのことだったので行ってみると、確かに、こちらにも赤ちゃんから小・中学生くらいの子供がいっぱい。

コースは、今回の滞在時ではトラディショナルとフュージョンから選べ、前菜・スープ・メイン・デザートの構成。トラディショナルではタイ料理でおなじみのココナッツミルクスープはココヤシの実が器代わりになって供され、インパクト大。フュージョンのメイン料理はラムチョップだったが、ソースがグリーンカレー風味になっており、面白い融合が楽しめた。そして、当然のことながら、こちらの利用も旅行代金に「込み」である。追加料金が必要と言われても納得のクオリティなので、かなりお得だ。

スペシャリティレストランでは、トラディショナルとフュージョンの2コースを用意。ココヤシを器代わりに使ったココナッツミルクスープは特に絶品で、エビや鶏肉などの具だくさんで食べごたえもある。魚料理にはタイ米とグリーンカレーソースが添えられており、タイカレー風にいただける

フュージョンコースのメインはラムチョップ。こんな豪華なコース料理も旅行代金に「込み」とは!

夕食後、子供はまだ起きていたので、バーに向かう。ちなみにこのバー、朝から夜まで営業している。アルコールだけではなく、ジュースやコーヒーなどのオーダーも可能で、軽食も準備されているのでちょっと小腹が減ったという時にも便利。我が家もレストランで食事をした後はバーでコーヒーを飲みながらまったり、娘は大きなソファーの上でハイハイをしたりと昼寝をしたり、というのが滞在中のお決まりコースとなっていた。

バーは朝から夜まで営業しており、ジュースやコーヒー、紅茶のオーダーももちろん可能。カウチが置いてあるので、赤ちゃんと一緒に過ごしやすい

バーでのんびり過ごしていると、G.Oがかわるがわる声をかけてくる。子供の名前も覚えてくれていて、一緒に遊んでくれたりもする。私たち夫婦にも、「何か困ったことはない? 」と気にかけてくれ、滞在中不便に思うことは何一つなかった。

哺乳瓶消毒器や離乳食などベビーグッズがいっぱい!!

旅行申込時にリクエストを入れておけば、客室にベビーベッドやベビーバスも用意しておいてくれる

最後になってしまったが、クラブメッドにはもう1つ魅力的なベビー向けサービスがある。施設内にある「ベビーウェルカムルーム」には、瓶入りの離乳食や哺乳瓶の消毒器、ミキサーやポット、電子レンジなどが揃っており、離乳食のあたためやミルクづくりが行える。赤ちゃん連れの旅行は荷物が増えがちなので、こういったサービスは非常にうれしい。さらに事前にお願いしておけば、客室にベビーベッドやベビーバスも用意してくれる。

施設内にある「ベビーウェルカムルーム」には、哺乳瓶の消毒器や離乳食などの用意が。荷物が減るのでうれしい!

また、海外旅行時は特に子供の体調の急変が心配だが、クラブメッド・プーケットには医務室があり、プーケットインターナショナル病院の看護師が24時間待機している。9時~12時、13時~20時は医師もいるので、万が一の時も安心だ(ただし、医務室では基本的な処置対応のみ)。

今回は託児サービスとしてベビークラブを利用したが、子供が2、3才になれば「プティクラブ」、4才~10才は「ミニクラブ」が、そして不定期開催だが11才~17才は「ジュニアクラブ」の利用が可能となる。なお、ベビークラブとプティクラブのみ追加料金が必要で、それぞれ1日4,500円、5,000円(2014年2月現在)。ベビークラブからジュニアクラブまで、もちろん利用者の国籍は様々。「子供のころから国際交流か~。うらやましいな」と夫がポツリとつぶやいていた。

ベビークラブだけではなく、プティクラブ、ミニクラブ、ジュニアクラブがあり、生後4カ月~17才までの子供が利用できる

もちろん、子供をベビークラブに預けっぱなしではなく、一緒に遊ぶ時間もきっちり確保。プーケットの海が、この子の海デビューとなりました

ベビー向けのサービスを重点的に紹介してきたが、まだまだクラブメッド・プーケットの魅力はここでは語り足りない! ということで続く次回では、同リゾートの全体的な施設紹介をするとしよう。

赤ちゃん連れのファミリーにも優しいクラブメッド・プーケット。次回も引き続き、その魅力をお届けしよう