──英国国立オープン・ユニバーシティ ビジネススクール(以下、オープン・ユニバーシティ)のMBAにはどのような特長あるのですか。

中島:いくつかありますが、日本で働きながら海外MBAを取得できる点と、世界で主要な3つのMBA国際認証(AACSB、EQUIS、AMBA)を全て取得している、国際的に極めて高く評価されたプログラムを提供していることが、やはり大きな特長かと思います。権威ある3つの認証を全て持つビジネススクールは世界で1%に満たない状況です。

加えて、オンラインですのでいつでもどこでも学習でき、忙しい方でも時間を有効に活用して勉強することが可能です。途中で海外赴任や転勤があったりしても問題なく受講を続けられますし、世界中の受講生とオンラインで議論をすることもできます。議論の場は、非同期型の掲示板(学習フォーラム)に加えて、リアルタイムで顔をみながら行う同期型のワークショップもあります。

実は、海外のビジネススクールで学ぶよりも、オンラインの学校の方がグローバルなコミュニケーションスキルを磨けることが多いかと思います。場所にもよりますが海外の学校ですと日本人同士で固まりやすい傾向がありますし、学校のある国以外の人との交流はあまり望めないからです。オープン・ユニバーシティであれば、いつでも同じクラスの世界中の仲間と議論することができ、グローバルビジネスで大切な多様性についても深く理解できるようになります。

実際、グローバル大企業の経営層の方でも自分と同じような悩みを抱えていることを知って励まされた、思いもしなかった視点の助言により長年の職場の課題を解決できた!などといった声も、多く寄せられており、嬉しいです。卒業後も、世界中にビジネス上のパートナーや友人が存在し続ける点も、大きな魅力の一つだと思います。

──すべてのカリキュラムがオンラインで完結しているのでしょうか。

中島氏:いえ、一年に一度スクーリングを行っていますので、3年のカリキュラムの間に3回はヨーロッパで各4、5日間、実際に世界中の受講生が集まって学習します。普段はネット上でしか会わないクラスメイトと実際に顔を合わせ、朝から晩まで議論したり、交流を深める貴重な機会。参加した方からは、とても刺激を受けた!と好評ですね。帰国後も、みな、プライベートでも連絡をとりあったりしているようです。

仕事やご家庭の事情でどうしても参加できない場合は、オンラインで補完することもできますが、きっと人生の中でも貴重な体験となりますので、ぜひとも参加していただきたいですね。また、試験もオンラインではなく、日本事務局(新宿)にて3時間の筆記試験を実施しています。