【レポート】

「リケジョ」に熱い視線! KDDIが新卒技術職の女性比率20%を目指すらしい

 

「リケジョ」という言葉を知っているだろうか? これは「理系女子」の略で、いま各所で注目を集めており、「ミス理系コンテスト」なんていうイベントも飛び出すほどだ。

もちろん容姿を中心に注目を集めているわけではないが、多くの企業が「理系女子」を求めていることも事実。携帯電話の通信キャリア「au」でおなじみ、KDDIも採用方面で理系女子を求めている一社だという。だが、同社のすごいところは明確に「技術系採用者に占める女子比率20%を目指す」という目標を掲げて行動をしているところだ。気になるお話を伺ってきた。

KDDI新卒採用サイトでも多くの女性が紹介されている

なんでリケジョ?

取材に応えてくれたのはKDDI 総務・人事本部 人事部 採用グループ 松下直哉さん。

--今の技術職女性の比率はどれくらいなんですか?

松下さん「現在、女性自体が全体の20%弱ですので、理系女性はそれ以下の数値となります。女性管理職も文理あわせて3.5%の状況です。この数値を今後あげていくためには今、理系女子の採用を行わなくてはと考えています。例えば携帯電話事業でのお客様は半分が女性、それなのにこちら側に女性が少ないというのはおかしいでしょう。また、今後一定比率以上採用していくことが、この先の会社の変革にもつながると思っています」

--そもそも理系女性の数も少ないのでしょうか

松下さん「現在、理系学部の中で女性の割合は約18%(平成25年度 学校教育基本調査/理学・工学・農学の学生計による)ほどなので、それよりもちょっと上を、と考え数字を目標として設定したのはありますね」

--KDDIさん自体に、女性から「こう見られていそう」というイメージはあるんですか?

松下さん「少し堅い会社と感じてられているんじゃないか、と思うこともあります(笑)」

--携帯電話というと、女性にも身近なイメージですが…

松下さん「通信、インフラというイメージが大きいのかもしれませんね。食品や化粧品関連の企業を目指す理系女子は多いのではないかと思います。でも、そういった企業の研究職を皆が目指すということはかなり狭き門ですから、もう少し可能性を広げてほしいなと」

リケジョ先輩とLINEで座談会! 柔軟な施策

--理系男子と比べた、理系女子の特徴を感じることはありますか?

松下さん「これは一概にこうとは言えないのですが…女性の方が、お客様のニーズをうまく聞き出せるという話はよくききますね。強さがあるといいますか、男性よりもズバッと切り込めるそうです。相手に警戒心を抱かせず場をやわらかくするということもあると思います。ただ、性別にとらわれているわけでなく、優秀な人材が欲しいと思ったときに、理系女性の母数が足りないのではないかという点が大きいですね」

1月15日に行われた説明会は、なんと欠席者ゼロ!

LINE座談会では、テーマに沿った社員と学生たちがLINE上で座談会を行う

--現在行っている施策を教えてください

松下さん「採用活動においては、まず応募していただく方の母数を増やすため、2015年採用において初めて女性限定の技術職説明会を開催しました。普通に技術職の説明会を行うと、ほとんどが男性なんです(笑)。1月15日に行った説明会では、予約からの欠席者がゼロでした。また、採用サイトの方で"LINE座談会"を展開しており、"新入社員""外国籍社員"などのテーマを設ける中に"リケジョ【理系女性社員】"を入れています」

--LINEのスタンプでやりとりできる座談会ってすごいですね!

松下さん「これは参加していただいた方にも好評ですね。また、こちらから女子大の理系学部にも出向いています。女性は男性よりもかなり現実的に考えていて、自分が5年後、10年後どうなるのかを聞いてくれるんですよ」

KDDIで活躍する女性社員たち

--現在活躍されているのはどのような方ですか?

松下さん「ちょうど、2001年ごろに入ってきた方が10年目、11年目を迎えていまして、社内でキャリア支援を積極的に行っています。お子さんがいながらリーダーとして活躍している方、お子さんを連れて海外にわたり研究をしている方もいるんですよ。そのほか、経営者の視点をOJTで学ぶ役員補佐制度に女性社員も登用しています」

--それは他社さんでもあまり聞いたことがないですね!

松下さん「イメージがないみたいで驚かれますし、こういう話をするとリケジョのみなさんにも理解していただけます」

--理系女性に人気の部署はあるんですか?

松下さん「それぞれが連携しているので、これが、というのはないのですが…新規ビジネスを立ち上げる部署は少し希望が多いかもしれません。他の部署でも活躍する女性社員は多数いますし、日本全体が女性の活躍を促進する中で、自分の可能性を信じて、視野を広く持ってもらえたら。そして、KDDIで活躍してくれたらうれしいですね」

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