1月7日から10日まで米・ラスベガスで開催されたIT/デジタル関連の見本市「2014 International CES」の会場で展示されていた、iPhoneにプラスアルファの機能を加えてくれる特殊なケースを紹介している。前編では高感度アンテナや赤外線機能などを追加するケースを掲載した。それでは引き続き、特殊なiPhoneケースをご覧いただきたい。

*  *  *

歩きスマホも安心な「前方が常に見える」ケース

Fliccの「歩きスマートフォンケース」は、歩きながらiPhoneを使いたい人には便利なケースだ。最近では駅などでスマートフォンの画面を見ながら歩いている人が増えているが、他の人との衝突やホームから誤って線路に落ちてしまうなど事故も増えている。歩きながらのスマートフォンは混雑時の公共の場では控えたほうがよいだろう。とはいえどうしても移動中に急いで仕事のメールの返事を送らなくてはならない、なんてこともよくあるだろう。

FliccのこのケースはiPhoneのカメラ部分に鏡を立て、カメラを使って前方を撮影するという単純なギミックを備えている。そして専用アプリを起動すると、カメラに映る前方の映像がスクリーンのバックグラウンドに投影され、その上にブラウザやメールアプリが半透明状態で表示されるのだ。そのため歩きながらiPhoneを使っていても、前から人が向かってきた場合などすぐに気付くことができるのである。アメリカでの予定販売価格は19.99ドル。日本にも代理店を置いて国内販売も予定されているとのこと。

カメラの下に鏡を付けただけの簡単な機構を持つ

利用時は鏡を引き出し、カメラから45度前後の位置に当てる

専用アプリを起動すると、カメラの前方がバックグラウンドに投影される

ブラウザなどは半透明で表示されるため常に前方に注意できる

ケーブル不要でiPhoneを充電できるケース

外出中にiPhoneを充電しようと思ったのにケーブルを忘れてしまった、なんて苦い経験をしてしまった人は多いのではないだろうか。Prongの「PocketPlug」シリーズは、iPhoneを壁のコンセントからダイレクトに充電できるケースだ。ケース背面には2つの爪があり、これを引き出すとコンセントプラグの形状になる。もちろんiPhoneとケースはケース内部のコネクタで電気的に接続される。