KDDIは1月22日、2014年春モデルとして、スマートフォンなど5機種を発表した。曲面ディスプレイを採用した「G Flex LGL23」を始め、グローバルモデルからコンパクトモデル、タブレット端末までを揃えた。同社の田中孝司社長は、各社で端末ラインナップの違いが少なくなっている中、「auらしさとは何か、同質性の中で違いを追求していきたい」とアピールする。

田中孝司社長

これまでの冬モデルに加えて、春モデル5機種を追加する

新端末として発表された「G Flex」は、今年1月に米国で開催された「International CES 2014」で発表されたばかりのスマートフォンで、約6インチHDの曲面型有機ELディスプレイを採用。これまでの折りたたみ型携帯電話を開いた時のような角度でボディがカーブを描いており、顔に当てた時やズボンのポケットに入れた時でも収まりがいいという。

春モデルとして発表されたG Flex(左)とXperia Z Ultra

曲面型有機ELディスプレイが特徴のG Flex

誤って本体を押し付けてしまっても耐えられる耐久性を備えたほか、背面パネルには、自動車の塗装と同じスクラッチリカバリコーティングを施したことで、すり傷程度であれば自然に回復する。有効1,320万画素のCMOSカメラ、4K動画撮影、ハイレゾ音源対応、ワンセグ/フルセグ対応、おサイフケータイなどの機能を備える。

ボディの形状にあわせて内部のバッテリーも曲がっている(これはInternational CES 2014で展示されていたもの)

Xperia Z Ultraは、昨年秋にグローバルで発表された大画面モデルで、6.4インチフルHDディスプレイを搭載しつつ、厚さ6.5mmと薄く、横幅もパスポートサイズで持ちやすく、ポケットにも収まりの良いサイズを実現。大画面を生かし、映像をみんなで視聴する、といった用途にも適している。

Xperia Z Ultra(左)。右は5インチディスプレイ搭載のXperia Z1

ディスプレイは色域を向上させるトリルミナスディスプレイ for mobileなどの高画質化技術を搭載したほか、タッチパネルの感度を高めることで、通常のペン先など、指以外でも操作できるようになっている。日本機能としても、ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイ、防水防塵、赤外線通信(リモコン非対応)などの機能を備える。