「ダブルカルチャード」イメージ

数年前から飲食店のメニューにものるようになった「ダブルカルチャード」というカクテルの人気が上昇している。ネット上でも話題になり、ビールとカルピスという不思議な組み合わせのビアカクテルだが、ビールのコク&喉越しにカルピスの甘酸っぱさが融合し、新感覚の味わいと評判だ。いったいどういった経緯で誕生し、広まっていったのか。ダブルカルチャードのレシピをWebサイトで紹介しているアサヒビールに話を聞いてみた。

カルチャードとは発酵のことで、ビールとカルピスという2つ(ダブル)の発酵飲料を組み合わせたことから、ダブルカルチャードという名前が付けられている。この名前の考案者であり、ダブルカルチャード普及の仕掛け人は、カルピスの社員である鶴田塁さん。カルピスはアサヒグループに属していることから、組み合わせるビールは、もちろん「アサヒスーパードライ」だ。2011年6月頃から飲食店などへの普及活動を開始し、2012年には約1,000店の飲食店がダブルカルチャードを提供するに至っている。2013年には、更なる拡大を目指して1万店での取り扱いを目標としている(現時点での店舗数は集計中)。

作り方は簡単。グラスにカルピスの原液を注いだ後、グラスの7割程度までビールを流し込む。泡が落ち着いてきたら、残りのビールを継ぎ足して完成だ。カルピス1に対して、ビールが5~6という割合が適量となる。また、アサヒビール広報によると、「アサヒスーパードライ -ドライブラック-」とカルピスの組み合わせが特におすすめで、黒麦芽由来のコクとカルピスの甘酸っぱさがマッチするという。ノンアルコールの「アサヒドライゼロ」と組み合わせも考案されており、こちらはドライな喉越しとカルピスのおいしさの融合が楽しめるとのこと。まだダブルカルチャードを試したことがない人は、ぜひ「アサヒスーパードライ -ドライブラック-」ベースのダブルカルチャードをどうぞ!

左から、「アサヒスーパードライ」「アサヒスーパードライ -ドライブラック-」「アサヒドライゼロ」いずれも350ml缶。そして「カルピス」470mlプラスチックボトル5倍希釈用。