宅配サービスもある?　 若者の「クリーニング」店の利用事情

気づけば清潔なシャツのストックが切れていたり、衣替えしようとコートを出したらヨレヨレで汚れたままだったりした経験はありませんか?　仕事に追われて忙しい日々を送るビジネスパーソンにとって、クリーニング店へ行くことはおっくうなものですよね。

寒い冬があけると、衣替えの季節がやってきます。そこで今回は、マイナビニュース会員に「クリーニング」についてのあれこれを聞いてみました。

半数以上の人が「季節ごと」に利用

「あなたは普段クリーニング店を活用しますか?」という問いに対して「はい」と答えた人は64.3%。やはり、大半の人が、清潔な身だしなみのためにクリーニング店とのお付き合いを必要不可欠としているようです。

実際にはどのくらいの頻度で利用しているかというと、「週に1回」と答えた人が6.7%、「月に1回」が9.3%でした。もっとも多いのは「季節ごと」と答えた人で全体の49%。ほぼ半数の人たちが季節の変わり目の衣替えのときに、それまで着ていたスーツやコートをまとめてクリーニング店に持ち込んでいるようです。

クリーニングは必要だけれど「億劫・面倒」と感じる人が多数

とはいえ、クリーニング店を利用していると答えた人たちも、衣類を店まで持ち込んだり、引き取りに行ったりすることに相当の負担を感じているようです。

「あなたはクリーニングを出すことに『億劫だ』『面倒だ』と思いますか」という質問では、「いいえ」と答えたのは30%にも満たず、70%以上の人が「はい」と答えています。つまり大半が「億劫だ」「面倒だ」と思っているのです。

具体的には、「持ち込む・取りに行くのが面倒(87.5%)」、「そもそも営業時間内に取りに行くのが無理(24.2%)」、「まとまった量の衣服を持参するのが大変(23.7%)」という声が寄せられました。

まとめて持ち込むために洗濯物の量が多くなり、クリーニング店へ足が遠のいてしまうのでしょう。また、忙しいビジネスパーソンにとっては、帰りが遅くなることも多いのでなかなか取りに行けないという悩みを抱えているようです。

クリーニングの「面倒」を解消する宅配サービス

現在では、自宅にいながら宅配便を使って洗濯物の受け渡しをする宅配サービスが登場しています。アンケート結果では、宅配クリーニングを知っているのは39.3%、知らない人が60.7%でした。約4割の人が認知しているにもかかわらず、活用している人は6.8%とそれほど多くありません。

しかし、宅配便で洗濯物のやりとりができるのであれば、クリーニングに対する面倒くささは一気に消えてしまうので、今後は利用者が増えていくことでしょう。

事実、この調査で宅配クリーニングの存在を知った回答者たちは、次のようにその感想や印象を記しています。

・「自分の都合の良い時間に宅配してくれるのが便利」（33歳男性／建設・土木／技術職）
・「まとまった量の衣類を店に持参するのもそうだが、取りに来るのも非常に面倒なので、その手間が省けるのは良いと思う」（27歳男性／ソフトウェア／技術職）
・「大量の服をまとめて出すときには便利。店頭より遅い時間まで働いている人は宅配じゃないと出せない」（31歳女性／小売店／販売職・サービス系）

この便利さに関心を示す人が多い中、新たな活用法を見出す声も見受けられました。

・「たくさんのコートやお布団など持ち運びが大変なものも簡単にクリーニングに出せる点が良い」（33歳女性／その他製造／事務系専門職）
・「次の衣替えまで保管してくれるサービスは、虫食いやしわなどに気を使わなくていいし、収納場所もとらないので便利そう」（29歳女性／小売店／販売職・サービス系）

清潔な身だしなみは、社会人にとって最重要項目のひとつ。宅配クリーニングを上手に活用すれば、もう「シャツがない」と嘆く朝とはサヨナラできるはず。仕事に燃える忙しいあなたの大きな味方になってくれることでしょう。

調査時期:2013/09/10～2013/09/13
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:350名
調査方法:インターネットログイン式アンケート