既報の通り、米Googleは数日中に、Google+アカウントを使ったメール送信機能をGmailに追加する。同機能は、相手のEmailアドレス不要でメール送信できる一方で、不要なメールが届く可能性があるとして、Twitterなどで「スパムメールが増えるかも」といった不安の声が上がっている。そこで本稿では、新機能が適用される前に設定をオフにする方法を紹介する。

Google+アカウントを使って送られたメールはカテゴリに振り分けられる

同機能はGoogle+でサークルに追加(Twitterのフォローに相当)している相手のEmailアドレスを知らなくとも、メール送信できるというもの。Google+アカウントを使って送信したメールは、送信相手のメールボックスで振り分けられ、お互いをサークルに追加し合っている場合は「メイン」カテゴリに、相手が自分をサークルに追加しておらず、自分だけが相手をサークルに追加している場合は「ソーシャル」カテゴリに保存される。

同機能のメリットは、Google+で繋がっているが、メールアドレスは知らない相手に対して、直接Gmailでメール送信できること。一方、デメリットは、自分が見知らぬ誰かのサークルに追加されている場合、第三者からGmailにメールが届く可能性があること。デフォルトの設定がオンになっていることから、Gmailに見知らぬ人からメールが届く可能性があると問題視されている。

設定をオフにするためには、Web版のGmailで適用範囲を変更する必要がある。設定方法は以下の通り。Gmail画面右上の「歯車マーク」をクリックして「設定」を選択。その後、「Google+経由でのメール送信」の項目から適用範囲を選択し、画面最下部の「変更を保存」をクリックすれば設定完了となる。適用範囲は「Google+のすべてのユーザー」「友だちの友だちのサークル」「サークル」「誰にも許可しない」のいずれかを選択できる。

Gmail画面の右上から「歯車マーク」をクリックし、「設定」を選択

「Google+経由でのメール送信」の項目から適用範囲を選択する

(記事提供: AndroWire編集部)