剛力彩芽、武井咲らオスカープロモーション所属の女優による、毎年恒例の晴れ着撮影会が昨年12月4日、東京・明治記念館で行われた。2012年の第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞した井頭愛海は、女優デビューとなった映画『おしん』で上戸彩と共演を果たし、加代役を好演。次世代ユニット・X21のメンバーで、女優としても注目を集める原石に話を聞いた。

女優デビュー作となった映画『おしん』を振り返った井頭愛海
撮影:荒金大介(Sketch)

――映画『おしん』では初めてとは思えない演技でした。

まだまだ未熟者です。演技レッスンは、X21のメンバーでは短い期間でしていたんですけど、今は個別でやらせていただいています。いじわるな性格の役柄で、自分とは正反対の女の子だったので、演じる前にどんな女の子かを書き出しました。最初はすごく難しくて、自分にできるのかすごく不安でした。でも、共演者の皆さんやスタッフさんからアドバイスを頂いて、役になりきることができたので、成長できたのかなと思っています。

――中でも印象に残っているシーンは?

おしんと取っ組み合いをするシーンです。そのシーンを、一日中練習していたんですけど、端に池があって、真ん中はゴツゴツした石や泥があって。最初は優しめに雪の方にポンって押したら、監督から「もっと本気でやらないと伝わらないから」と言われたので、おしん役の(濱田)ここねちゃんに「ごめんね」って言いながら思いっきりやりました。

――映画公開後、周囲の反応は?

すごくよかったとか、いつもの愛海じゃなかったと言ってくださる方がいて、それはすごくうれしかったです。X21の握手会でもほとんどのファンの方が『おしん』を見てくださっていて。そういう皆さんの反応があたたかくて…とても心に残っています。

――2013年は演技の魅力を知ったような年になりましたね。

いろいろな事を学んで、吸収できた年だったと思います。上戸さんの撮影現場にも行かせていただいたんですけど、そこもすごく勉強になりました。上戸さんはお仕事中の時も、プライベートの時も全く変わらずに優しくて、すばらしい方です。

――演じてみたい役柄は?

『おしん』ではいじめる役だったので、次はいじめられる役をやってみたいです。あとは落ち込んだ役で、そこから立ち直るような役にも挑戦したいです。

――今後の目標、夢は?

上戸さんみたいな女優さんになりたいんですけど、世界の人にも知ってもらえて、「井頭愛海みたいな女優になりたい」って言ってもらえるようになりたいです。2014年はもっとたくさんの映画やドラマに出て、もっと演技を磨いて、たくさんの方に見てもらえたらいいなと思います。

■プロフィール

井頭愛海(いがしら まなみ)
2001年3月15日生まれ。大阪府出身。身長143cm。O型。2012年に第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。翌年1月に同コンテストのファイナリストで結成された次世代ユニット・X21に加入し、同年10月公開の映画『おしん』で女優デビューを果たした。