まもなく年が明けて、元旦がやってくる。「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」なんて格言があるように、元旦の朝は重要である。初日の出を見つつ、新年は健康で仕事が増えて、お金が儲かって、彼女ができてと、八百万の神に祈るものである。ただし、祈ってばかりでは運命はたぐり寄せられない。ここは自分から行動すべく、初日の出のベストショットを撮り、みんなから注目されるようになりたい。今回は、スマホで初日の出を綺麗に撮影するテクニックをプロカメラマンの浅沼が伝授し、新年早々から「接待いいね」を押されないようになってもらう。以下の写真ではAndroidスマートフォンの「AQUOS PHONE si SH-01E」を使用した。

ポイントその1、日の出を撮るには、太陽がどこから昇るのかを確認すべし!

海辺や川岸で見るときにはあまり必要がないと思うが、山や市街地で拝むときには重要なことになる。日の出は真東から出るものではなく、東のほうから出るのだ。「のほう」というアバウトな感じに落とし穴が含まれているのだ。

東を見ていても、建物や木などの障害物が日の出の瞬間を遮り、しばらく経たないと太陽を拝めないということはよくある。そんな撮影以前の問題を解決する為にも、日の出方向がわかるアプリはインストールしておきたい。私は「日の出日の入りマピオン」(Android、iOS対応、無料)というアプリを使用している。地図が読み易く、日の出や日の入の方角が分かり易い。海抜まで表記されるから、事前の撮影場所を計画するのにも役立つ。

地図はわかりやすく見やすい。さすが地図製作のプロである

太陽の出る方向が一目で分かり、障害物との干渉もチェックし易い

最終的に現場で確認することは重要

ビルの谷間から日が出る予定