高速なSSD製品にはおよばないが、HDDよりは格段に高速

それでは、WD Black2のパフォーマンスを検証していこう。最初にシステムドライブとなるSSD部分を対象に、いくつかのベンチマーク結果をお伝えする。

まずはWindowsエクスペリエンスインデックスを計測したところ(Windows 8.1ではコマンドプロンプトから実行可能)、プロセッサ「8.2」、メモリ「8.2」、グラフィックス「7.4」、ゲームグラフィックス「7.4」、プライマリハードディスク「5.9」という結果になった。WD Black2が関係するスコアはプライマリハードディスクであり、SSDとしてはそれほど速くはないが、そこそこのスコアといえる。

PCMark 7の結果は、PCMark scoreが「4716」、Lightweight scoreが「5936」、Productivity scoreが「5438」、Entertainment scoreが「3793」、Creativity scoreが「7018」、Computation scoreが「5759」、System storage scoreが「5082」、Raw system storage scoreが「4733」であった。

PCMark 7の計測結果

次に、定番の「CrystalDiskMark 3.0.3」を実行してみた。1000MB×5のランダムデータでは、シーケンシャルリードは431.6MB/秒、シーケンシャルライトは143.9MB/秒であった。最新の高速SSDはリード/ライトとも500MB/秒を超えているので、ライトは見劣りするが、リードは比較的高速だ。512KBランダムアクセスも、リードが392.4MB/秒、ライトが145.5MB/秒と健闘している。

データとしてすべて「0」を書き込む「0Fill」で計測したところ、シーケンシャルリードは436.5MB/秒、シーケンシャルライトは144.2MB/秒となり、ランダムデータの場合とほとんど変わらなかった。データを記録時に圧縮しているSSDだと、0Fillでの性能は高いが、ランダムデータでは性能が低下してしまう。ランダムでも0Fillでも、結果があまり変わらないというのは、データの圧縮を行っておらず、どのようなデータでも安定した性能が得られるということになる。

WD Black2(SSD部分)のCrystalDiskMark結果

ランダムデータ

0Fill

次に「HD Tune Pro 5.50」を用いて、より詳細なテストを行ってみた。HD Tune Proではディスク全域にわたるテストが可能だが、SSD部分とHDD部分が1つのドライブとして認識されてしまったので、ドライブごとにテストが行えるファイルベンチマークの計測を行った。

シーケンシャルリードは414,621KB/秒、シーケンシャルライトは141,826KB/秒という結果になり、先ほどのCrystalDiskMarkとほぼ同じような結果である。グラフを見ると、シーケンシャルライト速度が大きく変動していることが気になるが、平均値として140MB/秒程度は出ているわけで、実用上はそう問題にはならないだろう。

HD Tune Pro 5.50のファイルベンチマークの結果

次はSSDに特化したベンチマークテスト「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」の結果を紹介する。