女性がされてうれしいことと男性がされてうれしいことは意外にも差があります。女性が「これをされたら彼は喜ぶ! 」と思ってやったのに「重たい女」と思われることも。一体、どういう女性が重たいと思われるのでしょうか。

休日は彼が最優先

重いって、物理的な意味じゃなくてね……

相手が休みの日は相手の予定に関係なく、とにかくいつでも出陣できるように待機する。友達から誘いがあっても「ごめん、ちょっとデートなんだ」と断る。しかも、急に彼と会えるようになった場合、先約があったとしてもそちらをドタキャン。

私自身、こういう恋愛をしたことがありました。しかしそれは、彼の気持ちに添える女と勘違いしているにすぎません。そのときは友達も離れていき、余計に彼に依存してしまったのですが、そうなると男と言うのは面白いもので、「相手は俺に惚れてるから何しても良い」と好き勝手される結果となりました。

女性のほうは「彼に会わせられる女☆」と思っているかもしれませんが、とんでもありません。もちろん、自分の都合で動いてくれる女性って楽です。でも、そう思わせてしまったときから「こいつ、重い女だ」と思われてしまいますし、重い女というのは大切な彼女から都合の良い彼女に降格したポジションです。

結婚を口に出しすぎる

ある友人は、年下の彼と付き合っていました。彼女自身結婚願望があり、彼も「いつか結婚できたらいいね」と言っていました。付き合って2年ほどたって、彼女は自分の中での結婚適齢期を迎えました。しかし彼は、もう少し自分の時間を楽しみたかった。

「結婚できたら良いね」から彼女だけ「結婚したいね」に変わり、ついには「結婚しよう! 」になったとき、とうとう彼は「重すぎるんだよ!! 」と切れてしまい、それが原因で別れる結果に……。

結婚を望むことは悪いことではないですし、その一言は決してタブーではありません。しかし、言えば言うほど結婚のおもりが彼の肩に1つずつのしかかっていっていることも忘れてはいけません。

アポなしの訪問

彼が喜ぶと思って帰宅時間を見はからって、彼の家に作った夕飯を持って行く。夜ご飯もままならない彼のために、仕事場にコンビニで買ったおにぎりを持って行く。体調が悪い時に栄養をつけてもらうため、食材を買っていく。部屋が汚い彼を驚かせようと、掃除を勝手にする。彼が「会いたい」と言うから、喜んでもらえると思って突然会いに行く。

アポなしの訪問は、喜ばれると思ったら大間違いです。女性は、そういうサプライズを喜ぶ傾向にありますが、男性は自分の時間は自分が楽しめることをしたいと強く考えるので、アポなし訪問は彼の気持ちを萎えさせます。まして、頼んでもいないことをどんどんするのは見張られている気がして重いと感じるので、部屋が汚くて掃除をしたいなら一緒に掃除するようにしましょう。

体調が悪い時は「食べ物、何かいる? それだけ持って行こうか?? 」と聞く。返事がないなら、寝ているのでそっとしておく。ワンクッションの気遣いが、重たい女と思われないポイントです。

ヤキモチを焼く

男って、ヤキモチを焼かれるの嫌いじゃない。と言う言葉をうのみにし過ぎてしまい、常にヤキモチを焼く女性がいます。しかしこれは、完全にNGです。男性にとって「重い女」のレッテルを貼られてしまっています。

男性へのヤキモチと言うのは、言ってしまえばちょっとした優越感を覚える程度でいいのです。例えば、お互いがラブラブなときに「あのアイドルかわいいな」なんて言ったとしたら、そんなときに「もう! 」と言うくらいならかわいいものです。彼はわざとヤキモチを焼かせようとしているだけなのですから。

しかし、男友達と飲みに行くことにいちいちヤキモチ焼かれたり、会社の女性の同僚としゃべってたくらいで怒ったり……これでは彼は重いとしか思いませんよね。

女性がされたらうれしい=男性もされたらうれしい

とは限りません。だからこそ、どうすれば喜ぶかをリサーチしていくことをお勧めします。重い女と思われてしまうのは、愛情を押しつけているにすぎません。2人にとって心地よいポイントを見つけていくことが、長く続く秘けつですよ。

著者プロフィール

片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。