ここ日本では、1週間のはじまりを日曜日とすることが一般的だ。ユダヤ教やキリスト教では日曜から週がはじまるとされ、明治維新後の日本が太陽暦を採用したときこの考え方を取り入れたため、日曜が週初で土曜が週末、という考え方が浸透した。月間カレンダーでいえば、左端が週初で右端が週末だ。

ただし、週休2日制が普及したこともあり、土日をまとめて「週末」と表現したほうが好都合という考え方も登場した。特にビジネス用カレンダーでは、月曜を週初として印刷しているものも少なくない。情報処理の基準とされるISO規格でも、週初を月曜とする扱いも可能としているため、月曜を週初とするカレンダーアプリがあっても支障はなく実際存在する。

iOSに標準装備の「カレンダー」は、週初が日曜で表示される。これは言語を日本に設定した場合のデフォルト設定で、週初を月曜に変更することも可能だ。というより、火曜や水曜などすべての曜日を週初に設定できるので、「どの曜日でも週初に設定可能」が正解だ。

なお、週初の曜日設定はあくまで「カレンダー」に留まるため、iCloudやGoogleアカウントを使い他のカレンダーアプリと同期させている場合には注意が必要。他の月間カレンダーを見て日曜の予定を月曜と勘違いした、などというミスは大いにありうる。利用しているすべてのカレンダーサービスで、週初の設定を統一したほうがいいだろう。

操作手順をカンタン解説

1 「設定」を起動し、「メール/連絡先/カレンダー」をタップする

2 「カレンダー」カテゴリの「週の開始曜日」をタップする

3 週初としたい曜日をタップし、チェックマークが付いた状態にする

4 これで「カレンダー」の週初の設定が変更される。同期している他のカレンダーサービスと整合性をとることにも注意しよう

(提供:iPad iPhone Wire)