楽天は26日、都内で記者会見を開催し、新端末「Kobo Arc 7HD」「Kobo Aura」を発表した。Kobo Arc 7HDは7インチ(1920×1200ピクセル)のディスプレイを備えたAndroid 4.2.2搭載端末。Kobo Auraは6インチの高解像度E-Ink Pearlディスプレイを備えた電子書籍端末となる。

新端末のKobo Arc 7HD(写真左と、Kobo Aura(写真右)

記者発表会には、楽天パッケージメディア事業・イーブックジャパン事業担当役員の舟木徹氏が登壇した。舟木氏は冒頭、これまでの電子書籍事業を総括して「コンテンツ数、ユーザー数、端末の販売台数、コンテンツ販売総額ともに非常に好調に推移している」と強調した。

登壇する舟木氏(写真左)。2013年11月末の時点で、日本語コンテンツ数は18万冊を突破した(写真右)

2013年11月末の時点で、日本語コンテンツ数は18万冊を突破した。新規ユーザー数も着実に伸びており、2012年末時点と比べると約3倍にまで増加している。月間コンテンツ販売額は、2012年末時点の約4倍にまで成長した。舟木氏は「出版社の方々にも、電子書籍は売れる、という認識が広がってきたのではないか」と所感を述べた。

新規ユーザー数は2012年末時点の約3倍に増加(写真左)。端末販売数は2012年末時点と比較すると+70%に増加した(写真右)

人気作・話題作においては、紙と電子書籍を同時発売する動きが活発化しているという。楽天Koboでは幅広いユーザーに電子書籍のコンテンツを提供できるよう、マルチプラットフォーム戦略としてiOS/ Androidアプリの提供も行っている。

人気作・話題作では、紙と電子書籍を同時発売する動きが活発化している(写真左)。電子書籍リーダーのみならずiOS/ Androidでも電子書籍のコンテンツが利用できる(写真右)