デルは14日、2機種のWindows 8.1搭載タブレット新製品「Venue 8 Pro」と「Venue 11 Pro」をリリースし、都内で記者向けの発表会を開催した。同社のクライアント製品・ソリューションマーケティング本部 秋島健一部長は、国内ではAndroidタブレットを展開する考えがないことを明らかにし、「タブレット市場でデルならではの価値を提供できるのはWindows 8.1搭載製品」とした。

40,000円を切るVenue 8 Pro、Office付きでもプラス2,000円!

「Venue 8 Pro」は写真のレッドモデルとブラックモデルの2色展開。スペックの詳細はこちらの記事を

Venue 8 Proは厚さ8.9mm、重さ395gの8型タブレット。CPUに"Bay Trail"こと4コアのAtom Z3740D、2GBのメモリ、64GBのSSDを搭載して39,980円という価格はなかなか魅力的である。そして、価格面でさらに驚かされたのは、Microsoft Office Home and Businessが付属して41,980円と、プラス2,000円でOfficeを追加できることだ。

秋島部長も「AndroidとiOSタブレットが広まっている中で、個人向けのWindows 8.1タブレットにとっての突破口は、タブレットをPC的に使いたいというニーズにある」と述べ、Office付きモデルに期待を寄せた

発売は12月30日と、同社のクライアント製品・ソリューションマーケティング本部 金秦英マネージャーが「思わずびっくりしたほど先」となるが、11月22日よりAmazon.co.jpで先行予約販売が開始される。

Atom Z3740DとWindows 8.1を搭載

オプションで3G(HSPA+)対応SIMスロットを装備できることも大きな特徴(+7,854円)

Venue 8 Proを発表するデル クライアント製品・ソリューションマーケティング本部 秋島健一部長

オプションのタブレットケースフォリオ(4,380円)とワイヤレスキーボード(9,980円)

Venue 8 Proの特徴と仕様

また、Venue 8 Proは個人向けの展開を中心にしながら、BitLocker、Secure Boot、ファームウェアTPMによるデバイスの暗号化といったセキュリティ機能を備えるなど、法人向けの需要にも応える設計となっている。

次のページ:Venue 11 Proは法人向けのニーズを中心に