iOSユーザーにとって、スマホやタブレットの利用をサポートしてくれる音声アシスタントといえば、Siriが有名なところだ。しかし先日、NTTドコモから「しゃべってコンシェル」のiPhone版がリリースされ、iOSユーザーだったらキャリアを問わないため話題になっている。Siriと「しゃべってコンシェル」の機能差に迫ってみた。
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iOSユーザーにはおなじみのSiri。iOS7で正式版になり、使い勝手が格段にアップした |
「しゃべってコンシェル」のキャラのひとり、ひつじのしつじくん。しゃべり方や言葉づかいが誠実そうな印象だ |
「しゃべってコンシェル」のもうひとりのキャラ、メイドのメイちゃん。しつじくんの妹という設定 |
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ちょっと検索すれば大体知りたい情報が手に入る世の中だが、人に聞いた方が早いといことはままある。スマートフォンを使っている時、検索ワードを入力するより実は音声アシスタント機能を使った方が早いのだ。そんなわけで今日のニュース、スポーツ、レシピなど様々なことをSiriと「しゃべってコンシェル」に聞いてみた。
まず、Siriはニュース紹介について弱いものの、株価やスポーツといった男性好みのテーマに強い、という感じだ。サッカーについて検索してみると試合結果はもちろん、Jリーグ順位や大リーグ情報を紹介するというくわしさ。一方、「しゃべってコンシェル」はニュースをヘッドラインで紹介しつつ、レシピや星占いについても答えるなど、情報誌を読んでいるような幅広さがあるものの、マニアックまたはエッジな情報になるとちょっと厳しいという感じだ。
また、音声アシスタントアプリで判別できない検索ワードが出てきた場合の対応も気になるところだ。SiriはWikipediaまたはWeb検索に自動的に振り分けて検索してくれるが、「しゃべってコンシェル」はWikipediaか「dメニューで調べますか」というメッセージが出てくる。このメッセージが出てくると人によってはイラッとくるかもしれない。ストレスが少ない操作性を求めるならSiriを、幅広い情報を網羅したい人は「しゃべってコンシェル」を選んだ方がよさそうだ。