SNSで「いいね!」やコメントがつくモテモテな投稿の秘訣は写真。「では早速、スマホで撮影して投稿」…… ちょっと待って! モテ写真には被写体や撮り方に法則が。女性ライターがSNSで人気を博すためのヒケツを追求し、紹介したいと思います。今回は「人気のミニチュア風写真の撮り方」について。

スマホでモテモテななりそうな写真を撮ったり、モテ写真と残念な写真の傾向と対策を研究するのが目的の『スマホ写真モテ部』。さて、皆様はSNSで下のようなミニチュアのような写真を見たことがないでしょうか。作り物っぽい配色と質感なんだけど模型にしては精密すぎる、本物なのかオモチャなのか区別がつかない不思議だけどカワイイ写真。模型好きな男性はもちろんミニチュアハウス好きな女性にも好感度が高く人気です。

このミニチュア風画像は「ティルトシフト写真」と呼ばれるもので、もともとは特殊なレンズを使うことで撮れるもの。しかし、ツールがあってコツを覚えれば、誰でもスマホでも撮れてしまうのです。その方法を紹介しましょう。

ミニチュア風写真こと「ティルトシフト写真」。特殊なレンズで撮影するほか、画像加工ソフトでも作成可能

ミニチュアっぽく写る3つの要素とは?

このミニチュア風写真は現実の被写体をそれっぽく撮っているのですが、作り物のように見せるカラクリは以下の通り。

・一部にピントを当てて他をボカす
・画像をわずかに歪曲させる
・コントラストと再度を上げ気味にする

ピントと画像のゆがみで模型のような遠近感を演出し、さらに彩度とコントラストでオモチャっぽい雰囲気にするのが、ミニチュア風に見える理由。スマホでゆがみや色味を調節するのは大変そうですが、スマホでもこのように撮影できるフィルターやアプリがあります。

元の画像とミニチュア風に加工した写真を比べてみると、彩度が高く中心以外はピントがボケているのが分かる

ミニチュア風写真が簡単に撮れるスマホのシーン機能やアプリで撮影できるけど……?

このミニチュア風写真、最近のスマホのカメラには「シーン」のひとつとして搭載されていることも。カメラを起動させて設定をチェックしてみてください。また、お使いのスマホに入っていなくても、シャッターを切るだけでミニチュア風に撮影できる『ミニチュアカメラ』などのアプリもあります。どちらもすぐ撮れるという点で優秀なのですが、ただしアプリだけあってもなかなかうまくいかないのが、ミニチュア風写真。撮るためにはちょっとした被写体や構図選びのコツがあるのです。

最近ではスマホに標準搭載されているカメラアプリでもミニチュア風写真が撮れるモードがついていることも

手軽にミニチュア風写真が撮れると人気のアプリ、『ミニチュアカメラ』

非現実的な雰囲気をミニチュア風写真で出すためのカギとは?

ミニチュア風に撮れるフィルターやアプリはいろいろあるのですが、写真を模型やオモチャの国っぽく見せるためには、ツールに加えて場所や構図選びが大切。人物や動物を正面から撮ってミニチュアのように見せるのは難しく、建築や道路、植栽といった風景で撮ることがまず大事です。また、上から見下ろす感じのアングルで撮ると比較的うまく模型のような雰囲気に決まります。ビルやランドマーク、高架の駅、高台などに行った時にでも撮影してみるといいでしょう。このミニチュア風写真は先にも紹介したように、一部だけピントを合わせて他をボカす撮り方なので、どこにピントを合わせたいかを考えつつ撮ってみるのもコツです。

高低差がある地形や樹木など立体感が分かりやすいものがミニチュア風になりやすい

ミニチュア写真で凝ってみたいなら『Camera360 for Android 1.5』

ちょっとコツはいるけど、うまく撮れるとインパクト大でセンスよく見えるのがミニチュア風写真。独特の写真の魅力でハマる方も多いようです。もし、こだわって撮ってみたいならピントを合わせる位置やボカシ方、彩度も設定できるアプリを使って撮ってみる方法があります。オススメは『Camera360 for Android 1.5』。撮影の時、画面をドラッグしてピントを合わせる場所を決められたり、ボタンで彩度や画面のなめらかさ、ボカシ具合などを調節できます。

『Camera360 for Android 1.5』はピントの位置や色合いを自分で決めて撮るので『ミニチュアカメラ』より少し面倒なものの、好きなように写真が撮れる点でオススメ

ミニチュア風写真は前からありましたが、最近ではドラマの映像にも使われて注目度がアップしています。特撮のようにスゴいけどスマホアプリでも撮れるこの写真に挑戦してみて、SNSにアップしてみてはいかがでしょうか。

(記事提供:AndroWire編集部)