App Storeには、多数のアプリが日々追加されている。開発者は世界中に存在するため、言語はもちろんのこと内容もさまざま。100万件到達も近いといわれるほどの種類があっても、斬新な切り口のアプリが登場し続ける背景には、「地域差」が影響していることは確かだろう。

しかし、その情報を把握するのは困難だ。App Storeに検索機能はあるが、日本語以外の言語を対象としたアプリは日本人の目には留まりにくい。言語が異なれば、検索でヒットするキーワードすら思いつかないかもしれない。雑誌やWebマガジンに掲載されるのは、よほど評判がいいアプリに限られる。

そこに着目したのか、iOS 7では「App Store」にお勧めアプリを紹介する機能が追加された。画面下の「近くで人気」ボタンをタップすると、現在地付近でダウンロード件数が多いアプリをリストアップしてくれる。海外で利用すれば、現地で人気のアプリがわかるというわけだ。どのように対象範囲を決めているかは不明だが、ターミナル駅や台規模商業施設、有名観光地でそれぞれに適したアプリが表示されることからすると、よく練られた紹介アルゴリズムがありそうだ。

「マップ」にも、位置情報に基づいたアプリ紹介機能が追加されている。現在地にピンを落とし詳細情報画面を表示すると、その周辺で人気のアプリがわかる仕組みだ。「マップ」を頼りたくなるほどの広大なテーマパークを訪れたとき、試してみよう。関連アプリが開発されるほど人気がある観光地であれば、役立つアプリを紹介してもらえるかもしれない。

操作手順をカンタン解説

1 「App Store」下部の「近くで人気」ボタンをタップすると、現在位置周辺でダウンロード件数が多いアプリをリストアップできる

2 「マップ」で位置情報に基づくお勧めアプリを知りたいときには、現在地付近をタップしてピンを落とす

3 ピンの「現在地」をタップして詳細情報を表示する

4 このように、テーマパークなど観光地を訪れたときに利用すれば、そこで役立つアプリを紹介してもらえるかもしれない

(提供:iPad iPhone Wire)