女性の管理職が増えてきている昨今。「女性が上司」という男性も多くなってきたと思います。ここでは、男性の管理職なら大丈夫なのに女性の管理職にはなぜか嫌われる男性の特徴をお話します。

プロセスを無視する

女性上司を持つ男性ならではの悩みも……ある??

男上司はどちらかと言えば、プロセスよりも結果を重視することが多いです。例えば、プロジェクトの資料を作る場合でも、ただ「作っておいてくれ」と言われる。ある意味、任せてもらっているわけです。しかし、女上司はプロセスも大切にしているため、男性にとってはときに「小姑かよ! 」と思ってしまうことがあるそうです。

友人がこのタイプで、いろいろと説明をしていたら部下の男性に「わかってますよ! 」と返されたそうです。でも結果としては、友人の意図としていることと部下のやったことは違っていたため、最初からやり直すことになったそうです。

「きめ細やかな部分が女上司の最大の武器」ですから、その部分にきちんと目を向けない男性は、「本当は全然分かってない男」と思われてしまいます。

女性の特徴を煙たがる

女性はコミュニケーションスキルが高いため、相手の感情や変化を察する能力にたけている人が多いです。例えば、髪を切ったことに気づかない男性は多いですが、気付かない女性は大変少ない、といった具合です。女性の場合は、こういった変化をきっかけにしたコミュニケーションが多く生まれる傾向があります。

しかし、こういったちょっとした変化に敏感に反応してくる女上司を煙たがる男性が案外いるようです。知り合いの男性は、彼女に振られて元気をなくしていたら女上司から「どうしたの? 今日は元気ないわね」と話しかけてきたそうです。しかし彼は、「上司には関係ないことですから」と対応してしまい、女上司のご機嫌が悪かったそうです。

こういう場合、プライベートをさらけ出す必要は一切ありませんが、「ちょっとありまして……。仕事に支障をきたさないように頑張ります」と伝えたり、これこそ嘘も方便で「遅くまで起きて寝不足で……」とサラッとかわすことで、嫌われることはなくなります。

身だしなみに気をつけない

女上司は、「人にどう見られるか」と言う部分を男上司以上に意識しているように感じます。そのため、よれよれのスーツであったり、仕事が終わらず一晩会社にいてシャツが同じだったり……といった点を女上司はよく見ています。身だしなみがきちんとしていない男性の部下を生理的に受け付けなくなることもあります。くれぐれも、身だしなみは意識してくださいね。

感情を逆なでする

女上司と関わるのが嫌だと感じる一番の理由が、「すぐに感情的になる」というものだそうです。

恋愛の場面でもこれは言えることですが、ヒステリーを起こした女性ほど面倒なことはありませんよね。しかし振り返ってみてください。「ヒステリーを起こした! 」と感じるその前に、相手側の意見を理詰めで攻撃するようなことをしていませんか。

女性は「同調」「共感」を好む生き物です。ですから、女性同士の会話で口裏を合わせたかのように「わかるー! 」という言葉が頻繁に出てくるのもそのためです。ですからまずは、「なるほど」と相手の言葉を認めてください。

「なるほど。そういう考えもあるんですね」と言った後で自分の意見を言うと、相手が煮えくりかえることは少ないでしょう。男性側からすると「責めているんじゃなくて、意見しているだけ」と思うかもしれませんし、なんでも感情任せに対応する女上司は少し頭を冷やしてほしいと思いますが、ワンクッション置くことを意識するだけで、女上司のヒステリーが解消されると思ったら難しいことではないですよね。

一人の上司として接するのはもちろんですが、やはり男と女でも視点が違って当然です。特に、女上司が「嫌だ! 」と思うと厄介ですが、一旦関係がこじれてしまったら修復に時間がかかってしまいます。そこに時間を使うくらいなら、最初からもめ事をうまく回避してするほうがいいと思いませんか。

著者プロフィール

片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。