1階の様子

ロクシタンジャポンは10月11日、「ロクシタン 新宿店 ヴォヤージュ・アン・プロヴァンス」を東京都・新宿区にオープンする。9日にはプレス向けの内覧会が行われたので、「新宿でプロヴァンス旅行」をコンセプトに作られた店内を、さっそく"旅"してみた。

世界最大の店舗

同店は、5階建てで総フロア面積が約250坪という世界最大の店舗となる。日本では94店目の店舗。プロヴァンス散歩をしているような館内や、ナチュラルとデジタルが融合した演出、同店のみで提供されるスペシャルサービスが特徴だ。

豊富な商品の数

1階「ロクシタンショップ」は、ベーシックラインから最新アイテムまでがそろうショップフロア。入り口がレンガのアーチになっており、プロヴァンスらしい雰囲気を出している。売り場は広々としており、商品の数も豊富だった。

2階にも小さいサイズの「ロクシタンショップ」があり、通常の商品販売以外に、新宿店限定となる「MY SHEA」のサービスを行っている。このサービスは、定番商品「シアバター」のパッケージを12種類のメッセージと色から選択し、日付と名前を記載してカスタマイズできるというもの(3個3,465円、12個1万2,600円となっている)。専用のカウンターで受け付ける。

アーチをくぐると店内に

「MY SHEA」のカウンター

創業者のライフスタイルをイメージしたカフェ

「ブリュレ5(サンク)」(1,500円)

2階の半分と3階にはカフェ「カフェ・ド・オリビエ」を設置。創業者のオリビエ・ボーサン氏のライフスタイルからインスピレーションを受けており、ライブラリーを併設した2階では、フランスの本や雑誌を片手に、ゆったりとティータイムを楽しむことができる。

また、3階は太陽や自然に包まれたテラスをイメージしたデザインを展開。4人掛けや2人掛けのテーブルが中心で、ゆったりできそうな空間だ。メニューには、新宿限定の「ジンジャー」「ラベンダー」「抹茶」の味が加わった「ブリュレ5(サンク)」(1,500円)を始め、色鮮やかな商品が用意されている。

「カフェ・ド・オリビエ」2F

「カフェ・ド・オリビエ」3F

見て楽しめる展示も

4階の「ミュゼ・ロクシタン」は、日本初のロクシタンギャラリー。そもそもロクシタンは、創業者のオリビエ・ボーサンがローズマリーからエッセンシャルオイルを精製したことが創業のきっかけとなった。ここでは、その精製に使った蒸留器のレプリカとともに、過去のヴィンテージボトルなどが展示されている。

蒸留器のレプリカ

過去のボトルがズラリ

5階は「ロクシタン・オム」という名の世界初メンズ専門フロア。シックなバーをイメージしている。4階までと違って階段で上ることはできず、専用のエレベーターでのみ、入ることができる。こちらは11月1日オープンということで、取材当日は残念ながら見学することができなかった。

フロアの狙いをマーケティング本部の吉田ゆかり氏にうかがったところ、「女性に気兼ねなく男性が来られるフロアとして、隠れ家的な男性の楽しみになれば」とのこと。女性が多い店舗だと落ち着かないという男性も、これならじっくりと買い物ができそうだ。

ナチュラルとデジタル

また、店舗全体には様々な仕掛けが用意されている。プロヴァンスに関する「トリビア」を書いた金色のプレートがあちこちに貼られていたり、プロジェクションマッピングが上映されていたり。階段を歩いていても良い香りが漂い、確かに旅をしている気分になれる空間になっていた。

プロジェクションマッピングの様子

プロヴァンス風の店内

また、同店舗のメッセージの一つに「ナチュラルとデジタルの融合」が掲げられている。これについて吉田氏は、「新宿店は"世界最大で最新の"と呼んでいます。最大はフロアの広さ、最新はデジタルです。店内にあるプロジェクションマッピングなどから、今までのロクシタンよりも一歩進んで、若い方にもより興味を持っていただければと思います」と話してくれた。

限定商品も販売

同店舗のオープンを記念して11日には、1万6,000円相当の商品が詰まった「オープン記念サプライズBOX」(5,250円)が発売されるほか、新宿店限定の期間限定商品として「VOYAGE EN PROVINCEオープン記念キット」(5,670円)も発売。オリジナルギフトラッピングとして、プロヴァンスの幸運のシンボルであるトリ・リス・ウサギをモチーフにした「ハッピーチャーム」(157円)も用意している。

「ハッピーチャーム」(157円)

黄色が鮮やかな店舗外観

場所は東京都新宿区新宿3-17-5盛成堂ビル。営業時間は、ショップとミュゼが11時~21時、カフェが10時~23時で不定休となっている。