タブレットからゲーミングPCまで多数のラインナップをそろえるデルにおいて、「Inspiron」はエントリーノートに位置付けられるシリーズ。9月半ばに、コンパクトなボディの11.6型モバイルノートPC「Inspiron 11」が発売された。タッチパネルを搭載しながら4万円台の低価格を実現した、その使い勝手はどうなのか、さっそくレビューしていく。

Inspiron 11のCPUは開発コードネーム「Haswell」の世代となるCeleron 2955U(2コア、1.4GHz)、メモリは2GBで通常のDDR3よりも省電力となるDDR3Lを採用する。11.6型液晶ディスプレイの解像度は1,366×768ドット(LEDバックライト)となっている。これで直販価格は49,980円。Microsft Office 2013付きでも64,980円だ。

■[製品名] Inspiron 11 主な仕様 [CPU] Intel Celeron 2955U (1.4GHz) [メモリ] DDR3L-1600 2GB  [グラフィックス] Intel HD Graphics (CPU内蔵) [ディスプレイ] 11.6型ワイド液晶(1,366×768ドット、タッチパネル) [ストレージ] 500GB SATA HDD [光学ドライブ] 非搭載 [サイズ] W300×D201.5×H21.2mm [重量] 約1.43kg [バッテリ駆動時間] 最大8時間20分 [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 49,980円 (10月9日時点)

モバイルノートとしてはかなりの低価格だが、デザインに安っぽさは感じられない。シルバーとブラックのツートンカラーは落ち着きがあり、角やヒンジ部にカーブを描くデザインは流線的な雰囲気がある。厚みは21.2mm、重量は約1.43kgと、11.6型クラスのモバイルノートとしては薄軽の部類ではないが、価格を考えれば十分といえる。

流線的な雰囲気を持つデザインは、とても低価格ノートとは思えない (インタフェースの詳細は次ページで)

サイズは下に敷いたA4クリアファイルよりも一回り小さい

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