猛暑の夏が過ぎ、少しずつ涼しく秋めいて来た今日このごろ。そんな秋の夜長、あなたは何をしていますか? 過ごしやすいこの時期は、自分のために何かを始めるには、ベストな季節かもしれません。ビジネスパーソンの中には、自分をレベルUPさせるため、この秋から学びに自己投資しようという人が増えているとか。将来のビジネスプランを見据えれば、今こそ、自分のために一歩を踏み出すときではないでしょうか。

では実際には、どんな分野に、どんなふうに、どれくらいお金をかけて学習しているのか。気になる現状について、マイナビニュース会員の方に、アンケートを取ってみました。

調査時期:2013/9/9~2013/9/10
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:300名
調査方法:インターネットログイン式アンケート


スキルアップの自己投資にかけられる金額は?

まずは、最も気になるお金の話から。いくら自分のための投資とはいえ、無限にお金をつぎ込めるわけではないはずです。では、いくらまでなら出してもいいと考えているのでしょうか。アンケートの結果を見ると、最も多いのが30,000円以下(67.0%)、次いで50,000円以下(18.0%)、10,000円~150,000円(11.0%)と続きました。なかには、200,000円以上という方もいるものの、やはり予算にはある程度の限度があるといえそうです。

自分のためなので、ある程度の出費はしかたがないとはいえ、できれば少ない投資で大きなリターンを得たいというのが本音ではないでしょうか。

それを裏付けるのが、次のアンケートの結果です。スキルアップのための学校選びで何をポイントとしているのかという問いに対して、価格と回答した人が71.3%。やはり、投資金額の問題には大きな意味があるようです。続いて立地・通学の便、授業の時間帯が上位に。会社に行きながら勉強する場合、通い続けるためには、通学時間が短いとか、早朝や夜、土日に授業を受けられるといった条件が重要であるのは当然だといえます。

学習するときに重視する条件は何?

では、実際に勉強する場合、どんな条件を重視しているのでしょうか? アンケート結果は割れていますが、10%以上の回答は「時間を選ばない」(24.0%)、「教材の内容がしっかりしている」(18.0%)、「学習効率が良い」(14.0%)、「継続できそうな内容や仕組み」(12.3%)、「無料のものである」(12.3%)の5つ。1位の好きな時間に学習ができるというのは、忙しい社会人にとっては大きなメリットだと思われます。学習効率の良さもその延長上の条件といっていいでしょう。

スキルアップしたい分野についても聞いてみました。やはりトップは「語学系」(36.7%)。国際社会でグローバルな活躍が求められるビジネスパーソンにとって、語学が大きな武器になることは、業種や職種を問わず間違いありません。その意味でこの結果は納得といえるでしょう。そのほかでは「IT系」(19.0%)、「対人スキル系」(13.7%)、「会計系」(10.7%)、「金融系」(10.3%)などが人気になっています。

次ページでは、最後のアンケート「通信学習」に対するイメージと、資格取得のプロの方に、このアンケートの結果についてご意見を聞いていきます。