カシオの「エクスワード XD-N8500」は、コンパクトなボディにさまざまな機能を詰め込んだビジネスマン向けの電子辞書だ。学習コンテンツを豊富に収録しているのが特徴で、特に英語関連の教材が充実。今回は英語学習の第一歩として、収録コンテンツを使った英語スキルのチェック方法を紹介しよう。
クイズ感覚で練習問題にチャレンジ!
なにごとにおいても、自分の実力を知ることは大切だ。現在のレベルを理解しているからこそ、目標達成に向けた対策を考えられる。孫子の「己を知れば百戦殆(あやう)からず」というヤツである。ちなみにこのフレーズ、XD-N8500に収録されたコンテンツのひとつ「明鏡ことわざ成句使い方辞典」を参考にした。「危うからず」じゃなく「殆からず」と表記するのが好ましいんだって、知らなかった。
ということで、英語の学習を本格的に始める前に、まずは自分の英語の実力をチェックすることにした。XD-N8500にはコンテンツが140種類も収録されているため、お目当てのものを見つけるのは大変そうな気もするが、キーボードとタッチ対応ディスプレイを使えば意外に簡単。すんなり見つかる。
まず使ってみたのが、「学習2」カテゴリーに含まれる「はじめての新TOEICテスト」だ。タイトルからして初心者向けっぽいし、腕試しにはちょうどいい感じもする。さっそく見てみたが、なんだか内容がマニュアルっぽい。
一瞬「あれ?」と思ったが、よく読んでみるとTOEICで出題される問題の傾向と攻略法についてまとめられていることが分かった。なるほど、これはこれで役に立つコンテンツですな。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」の「彼」の部分だ。とりあえず、あとで読むことにしよう(←伏線)。
もちろん問題も用意されていて、各パートの「練習問題」から簡単なテストを行える。Part1の練習問題を試してみたところ、音声による問題が出題された。どうやら、4つのフレーズの中から写真の内容を正しく言い表わしているものを選ぶようだ(←なんとなく把握)。
付属のペンで液晶ディスプレイをタッチすれば操作できるが、個人的にはキーボードのボタンを使ったほうが簡単だった。音声を再生する場合は「音声」→「訳/決定」と押せばOK。次の問題へ進む場合は「訳/決定」ボタン、前のページに戻る場合は「戻る/リスト」で操作できる。
最初はとまどったものの、2~3問で趣旨を理解できた。Part1の全10問中、正解は6問…。微妙な数ではあるが、英語学習を始める前で正解率が6割なら、そこそこレベル高いんじゃないの? 本気で勉強すれば最高レベルと言われるTOEIC 900点台だって夢じゃないカモ! ウヒヒ。
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