【レビュー】

ソニーの13型ノートPC「VAIO Pro 13」と「VAIO Duo 13」、熱設計から見えたコンセプトの差とは

1 中身はほぼ同一だった

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ソニーから2013年夏モデルとして、液晶ディスプレイをスライドさせるという独創的な機構が特徴のコンバーチブルUltrabook「VAIO Duo」シリーズに、液晶を13.3インチに大型化した最新モデル「VAIO Duo 13」が登場した。

同社の2013年夏モデルのUltrabookでは、こちらは極限までの薄型軽量をコンセプトとした「VAIO Pro」シリーズも話題となった。特にVAIO Proのラインナップのうち、「VAIO Pro 13」については、VAIO Duo 13と同サイズの液晶を搭載し、ともにタッチ対応Ultrabookである。見た目は違うが、カタログのスペックは非常に似通っている両者、どちらも心惹かれるものがある。

というわけで、今回は様々なベンチを通じて、パフォーマンス面の検証などを中心に両機種の味付けの違いを探っていくことにした。

6月末に販売開始された「VAIO Duo 13」。第4世代Core i搭載し、タブレット形態にもなるコンバーチブルタイプのUltrabookだ

■[製品名] VAIO Duo 13 (SVD13219CJW) 主な仕様 [CPU] Intel Core i5-4200U (1.60GHz) [メモリ] 4GB (4GB×1) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4400 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 13.3型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル、IPS) [ストレージ] 128GB SATA6Gb/s SSD [光学ドライブ] 非搭載 [サイズ/重量] W330×H9.2~19.5×D210mm/約1.325kg(バッテリ含む) [バッテリ駆動時間] 約18時間 [OS] Windows 8 64bit [店頭価格] 174,800円前後

カーボン素材を大胆に使用したことで驚異的な薄さと軽さを実現した「VAIO Pro 13」。薄型軽量&高性能マシン好きなら食指が動かない訳がない

■[製品名] VAIO Pro 13 (SVP13219CJB) 主な仕様 [CPU] Intel Core i5-4200U (1.60GHz) [メモリ] 4GB (4GB×1) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4400 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 13.3型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル、IPS) [ストレージ] 128GB SATA6Gb/s SSD [光学ドライブ] 非搭載 [サイズ/重量] W322×D216×H12.8~17.2mm/約1.06kg(バッテリ含む) [バッテリ駆動時間] 約13時間 [OS] Windows 8 64bit [店頭価格] 159,800円前後

中身はほぼ同一だった

ハードウェア面を比べ始める前に、両機種のスペックを改めて比較しておこう。どちらも第4世代(Haswell)のCore i5-4200Uを搭載し、1,920×1,080ドットの液晶を備えている。

こうして並べてみると、両製品は同じ製品でははないかと疑ってしまうほど共通点が多い。しかしボディを大胆に変えることで、同じUltrabookを全く違ったテイストの製品に変えてしまっている。このあたりのソニーの手腕はさすがという他はない。

VAIO Pro 13(SVP13219CJB) VAIO Duo 13(SVD13219CJW)
■CPU Core i5-4200U(1.6GHz)
■メモリ 4GB
■グラフィックス Intel HD Graphics 4400(CPU内蔵)
■ディスプレイ 13.3型 1,920×1,080ドット
■ストレージ 128GB SATA6Gb/s SSD
■光学ドライブ 非搭載
■ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN(2×2)、Bluetooth 4.0+HS準拠
■インタフェース USB3.0×2、HDMI×1、メモリカードスロットなど
■サイズ W322×D216×H12.8~17.5mm W330×D210×H9.2~19.5mm
■重量 約1.06kg 約1.33kg
■実売価格 159,800円前後 174,800円前後


ハードウェア情報調査ツール「HWiNFO64」によるシステム情報。左がVAIO Pro 13、右がVAIO Duo 13。GPUの型番が「HD 4600」になっているのはHWiNFO64側の不具合によるものだ

ただし、同社の直販サイトでのみ入手可能な「VAIOオーナーメイドモデル」まで比較対象に含めると、両者の違いが顕になる。

VAIO Duo 13は今年登場したMacBook Airと同じ「Intel HD Graphics 5000」を搭載した「Core i7-4650U」を選択できるのに対し、VAIO Pro 13はIntel HD Graphics 4400どまりの「Core i7-4500U」。そのかわりVAIO Pro 13は超高速なSATA Express接続のSSDを搭載できる。

VAIO Pro 13が足回りの強いレーシングカー的な発展が可能なのに対し、VAIO Duo 13はラグジュアリーカー的、という感じだろうか。

BTOで選択可能な主なオプションの比較(主なもの)
VAIO Pro 13(SVP13219CJB) VAIO Duo 13(SVD13219CJW)
■CPU Core i7-4500U(1.8GHz)
Core i5-4200U(1.6GHz)
Core i7-4650U(1.7GHz)
Core i7-4500U(1.8GHz)
Core i5-4200U(1.6GHz)
■メモリ 4GB/8GB 4GB/8GB
■グラフィックス Intel HD Graphics 4400 Intel HD Graphics 5000
Intel HD Graphics 4400
■ストレージ 512GB/256GB SATA Express SSD
128GB SATA6Gb/s SSD
512GB/256GB SATA Express SSD
■その他 TPM LTE、GPS
VAIO Duo 13はGPSやLTEといったややアウトドア寄りの装備が搭載可能だ

次のページ:使い勝手には大きな差


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インデックス

目次
(1) 中身はほぼ同一だった
(2) 使い勝手には大きな差
(3) Duoのスタイラスペンに惚れる
(4) 液晶は両者とも◎
(5) いよいよベンチマーク! 熱設計に違いあり?
(6) 「3DMark」で極限まで追い込んでみる
(7) まとめ:迷ったら両方買え(男気)

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