自制心や自己管理能力と聞くと、多くの人が「不足している」と感じるのではないだろうか。タバコやお酒を控えるというのは分かりやすいが、一般的に自己管理能力は測定が難しい。あることを自制すると、リソースが枯渇してしまい他のことには自制がきかなくなるというから、なおさらだ。

だが、自制心を養うために心がけることはできるという。OpenForumが記事「自己管理能力を強化する8つの方法(原題 : 8 Easy Ways To Increase Your Self-Control)」で、そのいくつかのポイントを紹介している。

記事によると、自制心は限られた資源のようなもので、自制心を使うと自制心を失うことになるのだという。たとえばダイエット中の人が食後のデザートの誘惑を自制した場合、仕事などその後の活動にフォーカスするのが難しくなるといったことが挙げられる。

だからといって、自制心を持たずに感情に任せて行動すると、成功や自己満足から遠ざかってしまうことになる――そこで、自制心の枯渇を緩和するというアプローチを推奨している。以下が具体的な対策だ。

1.大きな図を描く

そのときの状況ではなく、プロジェクト全体など大きな視点から物事を見るようにすると、細かなステップでイライラすることが減るだろう。チームで動いている場合、定期的に最終的な目標をメンバーと確認し合うようにしよう。自分一人なら、最終目標に目を向けるようにしよう。

2.睡眠不足は要注意

睡眠が6時間以下の場合、常識のある行動がとれなくなることがあるという。充分な睡眠をとることは、自制心枯渇の対策としても重要ということになる。人を率いる立場にある人は、休養や睡眠を圧迫する働き方をスタッフに強いることが、チームの行動や雰囲気、さらには業績に影響が出ることを知っておきたい。

3.リラックス

自制心を強くするというと、衝動的な行動を抑制する、誘惑に勝つ、意志力を鍛えるなどと考えられがちだが、イリノイ大学の研究者によると、行動を促すような言葉("始めよう""さっさと"など)は衝動的な行動につながる可能性が高く、一旦停止を意味する言葉は衝動で決断を下すことが少ないことがわかったという。鍛えることよりもリラックした状態の方が衝動的な行動につながりにくい、ということのようだ。

4.短時間の運動

短時間の運動が自制心や自己管理の増強に効果があるという。短時間の運動により、自己管理に関わるといわれる前頭前皮質に新鮮な酸素と血液が送られる。忙しい毎日だが、自分の精神と体の健康のために、ぜひとも運動の時間をみつけたい。

5.決断疲れ?

適切かつ的確な決断を行うには自己管理能力が必要だ。だが、内容の大小に関係なく決めることが多すぎると、枯渇を招くという。決断疲れの状態では悪い決断につながりやすいため、回避するようにしたい。洋服や食事などパターン化できるものについては、ルールを決めておけば決断する必要はない。

6.自己管理支援アプリ

なんでもござれのWebの世界、自己管理能力の強化を支援するアプリやサービスに頼るのもひとつの手だろう。ゲーム感覚で目標を設定してコミットを継続するよう奨励してくれるアプリや支出管理などさまざまなものが公開されている。記事ではAherkStick.comExpense Managerなどを紹介している。