話しかけるといろいろな仕事をこなしてくれる「Siri」は、その高い音声認識能力もあいまって、いちど慣れると手放せなくなる存在だ。人前では少々気恥ずかしくても、手もとを凝視することなくiPhoneの機能を利用できるので、立て込んでいるときや手が塞がっているときに活躍してくれる。
もっとも、Siriが命令を伝達できるアプリは、いまのところ標準装備のものだけだ。8月現在、サードパーティーにSiriの機能を利用したアプリ開発は許可されていないため、App Storeからダウンロードしたアプリとは連携できない。口頭で道案内してもらおうと思っても、呼び出されるのはiOS標準装備の『マップ』のため、電車の乗換案内などの未対応機能は利用できないのだ。
しかし、言い回しを工夫すれば、「Google Maps」などのサードパーティー製アプリにルート案内してもらうことも可能だ。必要なキーワードは「電車を使い/電車で」と「○○駅から△△駅まで」、そして「経路」の3つ、Siriに正しく認識されると「Google Maps」で乗換案内してもらえる。
なお、このような使い方ができるのは、iOS 6の「マップ」が電車を利用したルート案内に対応していないため、電車での経路案内が求められるとサードパーティーアプリに処理を引き継ぐという仕様があるためだ。今後「マップ」が進化し自前の電車乗換案内機能が搭載されれば、今回紹介する方法は使えなくなる可能性がある。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |