Facebookは使っているけれど、設定は始めた当初のままなんて人は多いのでは? Facebookは設定ひとつ、知識ひとつで、快適・便利に使いこなすことができるのです。ここでは、「もっと安心・便利に使うためのFacebookの小技」を紹介・解説します。今回は「Facebookで自分になりすました偽アカウントが登場した場合」についてです。
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友達とネットで交流できるFacebookですが、最近「なりすましアカウント」の問題が深刻化しています。なりすましとは、赤の他人が特定の人を騙って偽のアカウントを作る行為、またはそのアカウントのことです。以前は芸能人や有名人になりすますのみだったのですが、最近は一般人になりすまして友達申請をしてくるというパターンが多くなりました。どうして、他人になりすますのか考えられる理由は以下の通りです。
【1】友達になった人から個人情報を抜き出す
【2】フィッシングや架空請求などの詐欺行為に利用
【3】アカウントの乗っ取りを行なう
【3】のアカウントの乗っ取りがピンと来ないかもしれませんが、実はFacebookのシステムを使えば可能。Facebookではパスワードを忘れてアカウントがロックされた場合、3人の友達の協力でロックを解除できる機能があるのですが、友達の中に3人のなりすましがいればそのアカウントのパスワードを変更して乗っ取ることができてしまうのです。アカウントが乗っ取られると、個人情報はもちろんクレジットカードを登録している場合は金銭的な被害も。なりすましが出た場合、自分はもちろん友達も被害に遭うことがないよう対策をしておく必要があります。では、その方法を紹介しましょう。
まず、友達リストを非表示・非公開にしましょう。なりすましは友達リストで友達をチェックして申請を行なうので、これを見えないようにするだけで被害の拡散が収まります。方法はPC版のFacebookの自分の名前をクリックしてプロフィールページに移動します。その中の「友達」をクリックして友達リストを表示させましょう。リストの右上に鉛筆マークのボタンがあるのでこれを押すと「プライバシー設定を編集」という項目で出てくるので選択。ここで友達リストの公開範囲や表示設定ができます。「自分の友達リストを見れる人」を「自分のみ」にすれば設定完了です。
また、なりすましのアカウントの存在をFacebookの運営に報告しましょう。以前、ブロックの方法を説明しましたが、同じように報告したい人の名前をクリックしてプロフィールページに入り、歯車マークのボタンを押して「報告・ブロックする」を選択。報告画面が出てきますので、「報告を送信」→「○○さんのアカウントを報告」を選択して承認しましょう。
さらに、自分のなりすましアカウントの申請を友達が間違って承認しないよう、自分のなりすましがいることやそのアカウントのアイコンやプロフィールなど特徴を紹介した投稿をポストして、友達に警戒するよう呼びかけておきましょう。
今回は自分のなりすましが出た時の対処法を紹介しましたが、友人のなりすましアカウントを友達として承認しないのも大事です。プロフィール写真がないアカウントやプロフィールの基本データが書かれていないアカウントといった、本当に友人のものかわからないアカウントは申請を承認する前に、電話やメールなどで本人に確認を取っておいた方が安全です。殺伐とした話になってしまいましたが、人気のSNSを安全に利用する場合はこういった迷惑な人の対処法も理解しておきましょう。
(記事提供: AndroWire編集部)