【レポート】

LTE対応のSIMサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の可能性を考える(前編)

Nakano Yayoi  [2013/08/09]

最近では、携帯キャリアから発表される新製品の大半を占めるなど、スマートフォンが携帯電話の主流になってきている。しかしながら、スマートフォンが普及する以前に主流であったフィーチャーフォンを使っている人もいまだに多い。さまざまなアプリで快適にコミュニケーションや情報収集ができるのがスマートフォンの魅力だが、とりわけ音声通話に限ってはフィーチャーフォンのほうが使いやすいという意見もある。また、スマートフォンの月々の利用料金が従来よりも高くなることなども、スマートフォンへの機種変更をためらう要因となっている。

フィーチャーフォンで音声通話を使いたいという理由で、スマートフォンとの2台持ちを実践していたり、検討している人も多いと思うが、2台持ちであれば、利用料金も実質2台分となってしまうため、悩みは深い。そんな悩みの解決に役立つサービスといえるのが、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」だ。月額945円から利用可能なSIMカードを提供するサービスで、中古スマートフォンや家族から譲り受けた端末を運用し、フィーチャーフォンとスマートフォンの2台持ちをお得に実現できる。

月額945円から利用できるIIJmio高速モバイル/Dサービス

まずは、IIJmio高速モバイル/Dサービスについて簡単に紹介しよう。IIJmio高速モバイル/Dサービスは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する月額945円から利用可能な高速モバイル通信サービス。"MVNO"と呼ばれる方式の通信サービスで、NTTドコモのLTE/3G網を利用できるデータ通信用SIMカードを格安の利用料金で提供している。

データ通信用SIMカードであるため音声通話はできないが、アプリのダウンロードやWebブラウザやメール、SNSなどのアプリはもちろん利用可能。通話用のフィーチャーフォンとは別に、2台目としてアプリを使うためのスマートフォンを持ちたいときにとりわけ最適だ。

ひとつ注意しておきたいのが、SIMカードのみが提供されるため、端末は自身で用意する必要がある点だ。しかし、ソフマップなどのパソコンショップや家電量販店などでは、中古のスマートフォンが多く販売されている。また、家族が機種変更して使わなくなったスマートフォンを使うのもよいだろう。なお、対応端末として利用できるのは、ドコモのスマートフォンやSIMフリー端末などとなっている。

3プランから好みのものを選択可能

IIJmio高速モバイル/Dサービスには、3つのプランが用意されている。「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」の3つで、使い方に合わせて最適なものを選べる。各プランの内容を表にまとめると、以下のようになる。

■ IIJmio高速モバイル/Dサービスの3プラン
ミニマムスタートプラン ライトスタートプラン ファミリーシェアプラン
初期費用 3,150円 3,150円 3,150円
月額料金 945円 1,974円 2,940円
クーポン利用時の通信速度 下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbps
通常時の通信速度 上り下り最大200kbps 上り下り最大200kbps 上り下り最大200kbps
バンドルクーポン
(キャンペーン適用)
500MB 2GB 2GB
追加クーポン 525円/100MB 525円/100MB 525円/100MB
SIMカード 1枚提供 1枚提供 最大3枚まで利用可能

※上記は消費税を含む料金です。

IIJmio高速モバイル/Dサービスの特徴は、クーポンを利用することで下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信を利用できる点だ。プランごとに毎月一定のデータ量のバンドルクーポンが付与され、それらのクーポンを利用したり、追加クーポンを購入して高速通信を利用可能。クーポンを使い切ったときの通信速度は、上り下り最大200kbpsとなる。

月額料金945円のもっとも安いミニマムスタートプランでは、従来は毎月のバンドルクーポンの付与はなかったが、2013年9月1日よりサービスが改定される予定で、毎月500MBのバンドルクーポンが付与される。さらに、8月31日までの期間はキャンペーンが実施されており、サービス改定後と同様に毎月500MBのバンドルクーポンの付与を受けることができる。

月額料金1,974円のライトスタートプランでは、従来は毎月1GBのクーポン付与となっていたが、サービス改定とキャンペーンにより、毎月2GBのバンドルクーポンが付与される。また、ファミリーシェアプランは、複数のSIMカードが使える月額2,940円のプランで、毎月2GBのバンドルクーポンが付与され、クーポンのデータ量を最大3枚のSIMカードで分け合うことが可能だ。

各プランとも高速通信を利用できる追加クーポンを購入可能で、データ量100MBあたり525円のクーポンを毎月最大3GB分まで購入できる。

また、6月14日からは、IIJmio高速モバイル/Dサービスの店頭販売モデル「IIJmioウェルカムパック for BIC SIM」という新たなSIMカードパッケージ販売も展開されている。こちらは、全国のビックカメラやソフマップ、コジマなどの取り扱い店舗にて、「BIC SIM powered by IIJ」の名称で提供されているSIMカードパッケージを購入してIIJmioに申し込むことで利用可能。初期費用の代わりにSIMカードパッケージ代金として3,150円を支払うかたちだ。

BIC SIM powered by IIJも、SIMカードによる通信に関する契約はIIJmio高速モバイル/Dサービスそのものなので、「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」という3つの料金プランからサービス内容を選ぶことになる。さらにBIC SIMだけの特典として、全国の駅や空港、コーヒーショップなどで利用できる公衆無線LANサービス「Wi2 300」のアカウントが提供される。LTEに加え、公衆無線LANの高速通信を利用できるのが特徴だ。

「IIJmioウェルカムパック for BIC SIM」のパッケージ

IIJmio高速モバイル/Dサービスのさまざまな活用法

IIJmio高速モバイル/Dサービスの中でも、もっとも低料金でおすすめなのが月額945円のミニマムスタートプランだ。ミニマムスタートプランでは、毎月付与される500MBのバンドルクーポンを適用することで、下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信を利用可能。

毎月500MBというデータ量が少ないと感じるかもしれないが、LTEを利用するのは出先だけにして、自宅では固定インターネット回線をWi-Fiで使うようにすればクーポンを節約できるだろう。iOS/Android向けアプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」を使えば簡単に高速通信の有効/無効を切り替えることができるため、さらにクーポンを節約できる。また、もしもクーポンを使い切った場合でも、上り下り最大200kbpsでの通信が可能であり、メールやSNS、「LINE」のチャットなどのテキストベースのやりとりであれば、最大200kbps程度の通信速度でも十分快適に利用できる。

*  *  *

後編では、IIJmio高速モバイル/Dサービスの活用法について紹介していく。「フィーチャーフォンとの2台持ち」「家族でシェアして使う」「シニア向けの使い方」など、利用シーン別にIIJmio高速モバイル/Dサービスの使い方を詳しく解説するので、是非ご一読いただきたい。

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