【レポート】

潜在ニーズを発掘する日本HP、Android端末のラインナップを強化 - 7型/10.1型/21.5型の端末を発表

 

既報の通り、日本ヒューレット・パッカードは7月29日、Android OS搭載の新製品を発表。サウンドにこだわった7型タブレット「HP Slate7」、タブレット/クラムシェルの2スタイルで使えるハイブリッド端末「HP SlateBook10 x2」、21.5型フルHDの液晶ディスプレイを搭載したオールインワンPC「HP Slate21」の3モデルだ。

写真で見る、日本HPの新型Androidタブレット「3兄弟」

向かって左から「HP SlateBook10 x2」、「HP Slate7」、「HP Slate21」

日本ヒューレット・パッカード 取締役 副社長 執行役員 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史氏

発表会の冒頭にて、日本ヒューレット・パッカード 取締役 副社長 執行役員 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史氏は「スマートフォンとタブレットは、今後もコンスタントに10%以上の成長率で伸びていくデバイス」と現況分析。先進国のみならず、低価格化の影響によって新興国での需要が伸びるのではないかとも語る。

それらモバイルデバイスのOSは、やはりAndroidの需要が高いものの、Windows、iOS、Androidの3強状態に収れんされていくだろうと予想。デバイスのトレンドについては「WindowsとAndroidの双方が動く」とし、複数のOSをカバーしたラインナップでユーザーニーズに応えられるようにアプローチしていくと述べた。

スマートフォンやタブレットの市場は今後も順調に伸びていき、それらデバイスに使用されるOSは、Windows、iOS、そしてAndroidへ収れんされていくだろうと岡氏

日本HPでは、Ultrabookやタブレットに代表される「フォームファクター」、仕事の現場で活用される「ビジネスタブレット」、複数のOSを同一製品上でシームレスに活用可能な「マルチOS」、そして「ソリューション」という4つの切り口で、ユーザーがデバイスに求めるニーズに応えていくという

「タブレット」「ハイブリッド」「オールインワン」という3つの解

新製品の詳細を述べたのは、日本ヒューレット・パッカード プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 製品部 部長、室裕朗氏。現状のAndroidデバイスを取り巻く環境は「シンプルかつ低価格」で、そうしたデバイスがモバイル業界をリードしていると分析。今後は「いかに多様化したニーズへ対応するか」がキーファクターになると述べ、注目の3製品を紹介した。

日本ヒューレット・パッカード プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 製品部 部長、室裕朗氏(写真右)。Androidデバイスは、今後ユーザーニーズの多様化に伴い、機能や性能など、価格以外の面での多様化が進むのではないか(写真左)

まず、直販価格が13,860円と安価な7型タブレット「HP Slate7」は、"音"にこだわったという。なぜ"音"なのか?

HPではタブレットの利用シーンを分析。動画閲覧、音楽、ゲームなど、"音"が共通項として見えてきたという。つまり、"音"に対する潜在的ニーズへアプローチする、というわけだ。ゆえに、タブレットとしては初めてBeats Audioの技術を搭載。重低音で力強いサウンドを楽しめるのが特徴だ。

もちろん音だけではなく、持ちやすさを考えたデザイン、手にフィットする表面加工、前面/背面にカメラ搭載、MicroSDカードスロットなど、端末としての基本要素を一通り押さえている。OSはAndroid OS 4.1と最新ではないものの、これからタブレットを購入したいのだが、という向きにオススメといえるだろう(OSのバージョンアップも検討中とのこと)。

常に持ち歩けるサイズのタブレット「HP Slate7」は、音にこだわりを持ち、趣味性の高さと機能を融合

前面/背面カメラやMicroSDカードの採用など、ユーザーインタフェース面でも機能十分

次いで紹介されたのは、"一台二役"、つまりAndroidタブレットに加え、パソコンとしての使い勝手を求めるユーザーニーズに応える「HP SlateBook10 x2」だ。液晶部分(タブレット)とキーボードドックが、分離合体する。液晶は10.1型1,920×1,200ドット(WUXGA)という高解像度のIPS方式だ。

液晶部分を取り外してタブレットとして使うのはもちろん、キーボードとドッキングすれば、長文の入力などもPCライクに行える。また、バッテリ駆動時間も長く、タブレットのみで約8時間45分、キーボードドックと合体すれば実に約14時間45分というロングライフ。普段からスマートフォンやタブレットなどのAndroidデバイスを使っていて、"プラスα"の性能を求める向きや、主に簡単な文書作成といったビジネスユースにおいても、十二分に力を発揮してくれそうだ。

ユーザーの「タブレットがもっとPCのように使えたなら」というニーズを満たすのが「HP SlateBook10 x2」

高解像度のIPS液晶に加え、キータッチも確かなキーボード、そしてHDMI端子など拡張性も豊かなのが特徴

「ちょっと変化球」と室氏が紹介したのが「HP Slate21」だ。まず目を引くのは21.5型という大きなフルHDのIPS液晶。大画面を生かしてリビングに集まり、家族みんなで楽しむといった複数人での利用シーンにもぴったりなサイズだろう。

マルチユーザー利用にも対応しており、「HP Slate21」を家族で個別の設定・環境で使用できるのもポイントだ。Android端末は基本的にパーソナルユースが中心となっているが、これも潜在的なニーズの1つだろう。今回の発表会で何度も述べられているように、こうしたニーズを意欲的にフォローアップしていく日本HPのスタンスが見て取れる。

変化球との表現だったが、非常に意欲的な「HP Slate21」

家族など複数人でコンテンツを楽しめるのは大画面ならでは。画面の角度も片手で自在に調整可能だ

プリンタ/複合機も手がける日本HPならではの機能として、「HP ePrint」を用意。Google Playから入手する本アプリを使用することによって、タブレットやPCから気に入った写真などを手軽に印刷できる(HP ePrint対応のプリンタ/複合機が別途必要)。これも、多様化するデジタルデバイスのニーズに応えていくという手段の1つだ。

今回発表された製品でも利用可能な「HP ePrint」は、本体とともにプリンタなどの周辺機器も提供している日本HPならではのサービスといえるだろう

低価格ながら魅力的で個性的なデバイスの登場に期待が高まる

ライフスタイルに合わせ、選択肢を豊富に用意する。価格や機能、使い勝手といったユーザーニーズの広がりはもちろん、「スマホで初めてインターネットにアクセスした」、「タブレットマシンがあれば機能面では必要十分」など、PCがメインストリームだった過去とは異なり、ユーザー自身の"ITへ触れたきっかけ"も多様化している。今後、より一層の多様化が進むであろうPC、タブレット、スマートフォンを含めたデジタルデバイスへのニーズに対して、今回の新製品群のように選択肢が増えていくのは、ユーザーにとって歓迎できるのではないだろうか。

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