レノボ・ジャパンが6月25日に発売した、トラックポイント付きのBluetoothキーボード「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」。今回、日本語配列モデルを試用する機会に恵まれたので、ファースト・インプレッションをお届けしたい。

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

まずは製品の概要を見てみよう。本機は89キーの日本語配列アイソレーションキーボード。キーピッチは19.05mm。キーストロークは2mm±0.2mm。キーサイズは実寸で縦16×横14mmだった。バッテリを内蔵し、駆動時間は1日8時間の使用で約1カ月。キー列は6列で、2012年発表の「Tシリーズ」のキーボードをベースにして開発されたという。本体サイズはW305.5×D164×H13.5mm、重量は約460g。

本体背面

スタンドは下から上にツメを開くタイプではなく、横に開く仕様

本体右側面。電源スイッチを備える

本体左側面。

まず、Windows 8搭載PCとペアリングして使用してみたところ、日本語用キーボードとして認識し、特殊記号含め問題なく使用できた。特に便利だったのは上部に配されたマルチメディアキーで、音量調節や輝度調節、設定や検索、起動ソフトの一覧表示などがキーを押すだけで手軽に呼び出せる。

接続時にはパスコードを入力

有線のキーボードと比べると若干の遅延を感じるが、決してストレスに感じるほどではない。入力速度が求められるゲーム用途などを除けば、まず問題にならないと思われる。

打ち心地はモバイル向けBluetoothキーボードとしては非常に良好。[Fn]機能を使うには左下の[Fn]キーと組み合わせる必要があるが、最近のUltrabook含むノートPCはその仕様が多いため、気にならないユーザーも多いだろう。ただし、[Fn]キーのみを有効にする設定も可能だ。

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