日頃、iPhoneのセキュリティを意識している人は少ないかもしれない。たしかにPCやAndroidに比べてiPhoneは比較的セキュリティ面での心配が少ない端末ではあるが、過信は禁物だ。

ここでは、Mac用のアンチウイルスソフトを販売するソフトウェア会社Intego(インテゴ)が、自社ブログ「Mac Security Blog」で公開した「iPhoneのセキュリティに関する9つのアドバイス」を紹介しよう。

1.自動ロックを有効に

iPhoneの自動ロックを設定することはセキュリティの基本中の基本。そのうえで、パスコードロックもかけておこう。このパスコードロックだが、いちいち4桁のコードを入力することを面倒がって設定していないユーザーもたまに見かける。iPhoneは個人情報の塊であり、紛失したときの対策として最低限設定しておきたい。

2.iPhone 3G/3GSユーザーはホームボタンの機能をリセットしよう

今となっては数は少ないかもしれないが、iPhone 3G/3GSを使っているユーザーはホームボタン機能に注意したい。ホームボタン機能をデフォルトの設定のままにしておくと、ロック画面から「お気に入りの連絡先」にダイレクトにアクセスできてしまう場合があるのだ。ホームボタン機能は「設定」から変更できる。なおiPhone 4以降であればこの脆弱性はない。

3.SIM PINを設定する

SIMカードのセキュリティにも注意したい。「設定」から「電話」、そして「SIM PIN」へと進み、初期値を入力して設定すると、SIMカードを入れ替えたり、iPhoneを再起動するたびにPINコードの入力が要求されるようになり、万が一SIMカードを勝手に使われても安心だ。

パスコードを設定(写真左)している人は多いと思うがSIM PINはどうか(写真右)。SIM PINを設定するとSIMカードの入れ替えと再起動時にPINコードの入力が求められる