【レポート】

サウンドクリエイターが選ぶ! 実売1万円台のお薦め小型スピーカー5選

前回までのレポートで紹介した、外出先や移動中などでの音楽視聴に最適なイヤホンヘッドホンポータブルヘッドホンアンプなどに続き、今回はスマートフォンやデジタルオーディオプレイヤー、テレビ、PCなどと組み合わせられる高音質かつハイコストパフォーマンスな実売価格が一万円台のお薦め小型スピーカーをまとめて紹介していこう。コンパクトなスピーカーは、日本の住宅事情にもマッチしており、手軽に自室やリビングに設置して、より良いサウンドを楽しめるだろう。

Olasonic / TW-D7OPT(実売価格:1万4,118円)

「TW-D7OPT」は、オーディオ関連機器の設計などを行う東和電子によるオリジナルブランドOlasonicの薄型テレビ用高音質スピーカー。独特の卵型キャビネットを持つスピーカーは、音響的に理想的な形状を追求したものとなっており、箱鳴りなどの不要音の発生や、定在波を防ぐという。また、センターユニットには、アナログオーディオ入力に加えて、角型光デジタル入力も備えられているため、テレビなどの音声を高音質なデジタル信号のまま接続することができる。同社の大ヒットUSBスピーカー「TW-S7」でもお馴染みとなったスーパーチャージドドライブシステム(SCDS)採用の省エネ回路により、10W+10Wのハイパワーでありながら、3.5Wの低消費電力を実現する。

YAMAHA / NX-50(実売価格:1万1,520円)

幅83mm、高さ184mmのコンパクトなボディに、独自に開発された7cm口径のフルレンジユニット/7Wを内蔵。さらに前面に設けられたバスレフポートにより、ボディーサイズを超えた迫力のサウンドを再現するパワードスピーカーだ。ステレオミニジャック仕様の入力端子を2系統装備。音量に合わせた低域補正を自動で行う「ラウドネスコントロール」、入力信号の有無によって自動で電源ON/OFFする「オートスタンバイ」や、入力端子に接続したふたつの機器のソース切り替え自動的に行う「おまかせミックス」など、多彩な機能も搭載されている。ボディーカラーは、テレビやPC、部屋のインテリアなどのデザインに合わせて選べるブラックとシルバーの2タイプが用意されている。

BOSE / Companion2 III(実売価格:10,500円)

幅広いユーザーから支持された前モデル「BOSE Companion2 II」の音響パフォーマンスをブラッシュアップした最新マルチメディアスピーカーシステム。PC用スピーカーとして、パソコンでの音楽や映画の鑑賞、ゲームプレイを、BOSEならではの臨場感溢れる音場と迫力の低音で楽しめる。小音量時でも音楽を自然なバランスで再生する「アクティブ・エレクトロニック・イコライゼーション」、大音量でも歪みのない再生を行う「コンプレッション回路」も搭載さている。本体背面に2系統の入力端子を装備しており、パソコンからの音声ケーブルを抜くことなく、iPhoneやiPad、携帯音楽プレーヤーなど音源を接続可能となっている。

TIMEDOMAIN / TIMEDOMAIN light(実売価格:1万8,799円)

同社が提唱するタイムドメイン理論に基づき開発されたコンパクトなアンプ内蔵タイムドメインスピーカー。先行モデルである「TIMEDOMAIN mini」と比較し、さらに小型化されたコンパクトで可愛いルックスのボディーは1020g(ACアダプタ含む)と非常に軽量。鞄などに入れて手軽に持ち運ぶこともできる。スピーカーからの距離がやや離れていても、聴感上音量はあまり変わらずはっきりと聞き取れるという特徴的サウンドは、スマートフォンをはじめとした様々な機器を接続し繊細でナチュラルなサウンドを楽しめるだけでなく、音楽鑑賞や語学学習などのリスニング用途にも最適なものとなっている。TIMEDOMAIN miniの存在感があり迫力のあるサウンドとはやや傾向が異なるため、好みに合わせて選択すると良いだろう。

FOSTEX / PM0.4n(実売価格:7,740円)

「PM0.4n」は、コストパフォーマンスに優れた多彩なオーディオ機器で知られるFOSTEXの小型プロフェッショナルモニター。バッフル上部を絞りコンパクトさを強調したスタイリッシュなデザインと、バイアンプ駆動による優れた再生能力を誇るサウンドは、デスクトップからリビング、ホームシアターまで幅広いシーンで威力を発揮する。本体底面にはブラケット用の穴も用意されており、壁面への取付けなども対応可能となっている。豊富なボディーカラーは、ブラック、ホワイト、レッド、バイオレット、イエローの5タイプ。なお、さらに省スペースを求めるなら、コンパクトモデルである「Fostex PM0.3 G」を、さらに重低音域の迫力増強を求めるならサブウーハー「PM-SUBn」の追加なども検討してみよう。

同レポートで紹介した様々な小型スピーカーは、優れた音質のみならず非常に購入しやすい価格となっており、手軽に快適なリスニング環境を構築したいユーザーにも最適だ。なお、オーディオプレイヤーやスマートフォンとの組み合わせだけでなく、昨今の薄型液晶テレビのサウンド再生能力に不満を感じている方は、テレビのスピーカーを補完するような目的でも利用が可能となっているので、ぜひとも試してみてほしい。

内山 秀樹(uchy)/ウチヤマ ヒデキ
ライター/サウンドクリエイター/ITコンサルタント

10代の頃より、楽器メーカーの製品開発やインストラクションなどに参加。既存の製品にも多くのコンテンツなどを提供する。現在はフリーランスとして、PC誌/音楽誌への執筆活動をはじめ、作曲、編曲、WEBプロデュース、ITコンサルティング、ゲームサウンド製作、学校講師など多岐にわたる幅広い活動を展開中。

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