そして「Byline」だが、「Byline」のなにがいいかって、サーバーにデータが残っているタイミングなら、データの移行が極めて簡単なことだ。

「Byline」は最新のアップデート(6月27日)で「feedly」に対応。最新の「Byline」を起動すると、「Google アカウントにログインしてください。」が表示されるので、「Sign Up with Google」をタップし、アカウントの入力する。さらに「このアプリが次の許可をリクエストしています」画面が表示されるので「承認する」をタップすれば、設定は完了。

小生愛用の「Byline」が「feedly」に対応した

アップデート後に「Byline」を起動すると、「Google リーダー」情報を「feedly」へと移行できる。「Sign Up with Google」をタップしてGoogle アカウントを入力しよう

当然「承認」

このわずかな設定で、「Google リーダー」の情報を「feedly」に移行し、「Byline」で利用できるようになった。実に簡単だ

すでに「Byline」ユーザーであるならば、アプリをアップデートして、Google アカウントを再度登録することで、"feedlyをGoogle リーダーと同じ"ように使い続けられるのだ。先に「Byline」を使って「feedly」を設定しておけば、データの移行もより簡単。「Byline」は無料版も公開されているので、試してみてはいかがだろうか。

ちなみに、iOS向けの「feedly」アプリ(Feedly: Your Google Reader, Youtube, Google News, RSS News Reader)も公開されているが、小生としては「Byline」の方が扱いやすい印象。まぁ、この辺は好みかな?

もちろん、今回紹介した「feedly」以外にも選択肢は複数ある。今回は、あくまでも小生が使いやすいと思ったサービス&アプリの一例を紹介したまでなので、すべての人にとってベストではない点だけは注意してほしい。

むしろ、「Google リーダー」という大勢のユーザーを抱えた巨大サービスが終了したことで、類似サービスを展開していた会社はユーザーの受け入れに躍起になっている。いままで使いやすかったサービスなのに、ユーザーの増大によってサーバー負荷がかかり、重くなる(接続が不安定)……なんてことはありえる話だし、インタフェースががらりと変わるなんてことも起こり得る。そういった意味でも、現段階で絶対的なサービスを決めるのは難しい。"Google リーダーユーザー"にとって、「Google リーダー」撤退の余波はまだまだ続きそうだ。