5月に行われた新商品発表会により、携帯電話の大手キャリア3社が提供する2013夏モデルの全ラインナップが明らかになった。そこで本稿では、実際に新規契約で新端末を購入するといくらかかるのかシミュレーションしてみたい。なお、MNPを利用して他キャリアから乗り換えた場合については、他稿で検証する。

2013夏モデルスマートフォンを購入するといくらかかるのだろうか。本稿でシミュレーションしてみたい

基本料金プランの比較

はじめに、LTEに対応したAndroidスマートフォンを新規で契約する場合の、料金プラン+パケット定額サービスの合計金額を求めてみたい。下記の計算式は、都内のショップで「利用者が最も多いスタンダードな料金プラン」を聞いた上で作成したものである。

・NTTドコモ : 7,080円/月
(タイプXi にねん 780円+spモード 315円+Xiパケ・ホーダイ フラット 5,985円)

・KDDI(au) : 7,280円/月
(LTEプラン 980円+LTE NET 315円+LTEフラット 5,985円)

・ソフトバンクモバイル : 6755円/月
(ホワイトプラン 980円+S!ベーシックパック315円+パケットし放題フラットfor 4G 5460円)

なお、ショップによっては契約に新たな条件が加わることがある。例えば筆者が訪れた店舗では、KDDI(au)の2013夏モデルの購入時には「au スマートパス」(月額390円)の加入が必須条件となっていた。このあたりの事情はショップや時期によっても違ってくるので、契約の際には注意が必要だ。

ユーザーの利用形態により、上記の金額にさらにテザリングオプションや補償サービスなどのオプション料金が加算されることとなる。ちなみにテザリングオプションについてだが、NTTドコモではパケット定額サービスの料金プランにあらかじめ含まれている。KDDI(au)では新規契約時に申し込めば最大2年間無料になる(通常料金 525円/月)。ソフトバンクモバイルでも、現在キャンペーン中につきテザリングオプションが2年間0円/月で利用可能だ。

端末料金

3キャリアとも、2年契約を条件に端末価格から毎月一定額を割り引くサービスを展開している(NTTドコモは月々サポート、KDDI(au)は毎月割、ソフトバンクモバイルは月月割の名称で展開)。