本田技研工業(ホンダ)は21日、新型上級セダン「アコード ハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」を発売する(詳細については本誌ニュース参照)。20日には、東京・恵比寿ガーデンプレイスで発表会が行われた。

恵比寿ガーデンプレイスにて披露された新型「アコード ハイブリッド」

「ホンダにとっても、自動車の未来にとっても新しい時代の幕開けになる」

本田技研工業代表取締役社長執行役員、伊東孝紳氏は新車アンベールにて、「本日、ホンダはここに新時代を宣言します。『Earth Dreams Technology』による、ホンダの新たな時代が始まります」と述べた。会場では、新型「アコード ハイブリッド」のほか、家庭用電源からの充電が可能な新型「アコード プラグイン ハイブリッド」も展示された。

新型「アコード ハイブリッド」は、「EARTH DREAMS セダンシリーズ」の第1弾として発売されるという。ホンダ独自のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載するなど、これまでに培った内燃機関の技術や電動化技術を結集。燃費30.0km/リットル(JC08モード)という「圧倒的な低燃費」を実現している。

伊東氏は社長挨拶にて、「『SPORT HYBRID i-MMD』は、ホンダがこの数年間、開発を進めた『EARTH DREAMS TECHNOLOGY』の中核技術のひとつです。ゆとりのあるセダンでありながら、リッター30kmという軽自動車に匹敵する燃費性能。世界ナンバー1のハイブリッド技術と自負しています」と説明した。モーターも強力で、なめらかで力強い加速性能を発揮し、新次元の運転感覚も具現化したという。

発表会には伊東孝紳氏らが出席(写真左)。今井雅之さん、紫吹淳さんによるトークショーも(同右)

「この高効率2モーターハイブリッドの『i-MMD』に加え、より小型車に適した1モーターシステムでありながらEV発進可能な『i-DCD』、大型車やスポーツカーの運動性能を革新する3モーターの『SH-AWD』など、ホンダ独自のハイブリッド技術を準備しております。『アコード ハイブリッド』を皮切りに、これら新世代のハイブリッド・フォーメーションを『スポーツ・ハイブリッド』と呼び、これから続々と商品を投入していきます」と伊東氏。「新型『アコード ハイブリッド』は、ホンダにとっても、自動車の未来にとっても、新しい時代の幕開けになると確信しています」と自信を見せた。

会場では、新車アンベールの後、俳優の今井雅之さん、女優の紫吹淳さんをゲストに迎えてのトークショーも開催。「セダン好き」という2人は、すでに新型「アコード ハイブリッド」に試乗済み。その模様は、「Honda Movie Channel」の動画で見ることができる。

新型「アコード ハイブリッド」の価格はLXが365万円、EXが390万円。新型「アコード プラグイン ハイブリッド」は法人企業や官公庁などを中心にリース販売され、価格は500万円。販売計画台数(国内・月間)はシリーズ合計1,000台としている。

新型「アコード ハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」

新型「アコード ハイブリッド」など外観・内装イメージ