米Googleがメールサービス「Gmail」の新しい受信トレイを発表した。同社公式ブログで発表されたもので、受信したメールがカテゴリに自動分類され、より簡単に管理できるようになる。

Gmailの受信トレイが刷新し、自動分類とタブ表示が可能になった

Web版Gmailの受信トレイが刷新されるほか、iOS版、Android 4.0以上のAndroid版もバージョンアップされる予定で、今後、数週間以内に順次利用可能になるという。現在のところ、筆者の環境ではWeb版のみで新しい受信トレイが利用可能になっているので、その大まかな特徴を紹介しよう。

受信トレイ上部にタブとして表示するカテゴリを選択する

Web版Gmailで新しい受信トレイを有効にするには、画面右上の歯車型アイコンから「受信トレイの設定」を選択して設定を行う。「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」「新着」「フォーラム」といったカテゴリが用意されていて、各カテゴリを有効にすると、受信トレイ上部にタブが表示され、タブを切り替えることでカテゴリに自動分類されたメールを閲覧可能。

「ソーシャル」はGoogle+やFacebookなど、ソーシャルサービスからのメールが分類されるカテゴリとなり、「プロモーション」はセールやクーポンのメール、「新着」は領収書や請求書などの自動生成メールが分類される。「フォーラム」にはメーリングリストやオンライングループのメールが分類され、「メイン」には上記のカテゴリに当てはまらないメールが分類される。なお、設定で無効にしているカテゴリがある場合、そのカテゴリに該当するメールはメインカテゴリに分類されることになる。

Gmailの新しい受信トレイの紹介動画

Web版Gmailでは、ドラッグ&ドロップによるカテゴリ変更が可能で、受信トレイのメールを選択してドラッグし、他のタブ上にドロップすることでカテゴリを変更できる。さらに、同じ宛先からのメールが次回以降、新たなカテゴリに自動分類されるように設定することも可能。

iOS版の新しいGmailアプリ

Android版の新しいGmailアプリ

iOS版とAndroid版では、アプリ起動時にはメインカテゴリのメールが最初に表示される。また、サイドメニューなどからのタブの切り替えによって、他のカテゴリのメールもチェック可能だという。