NTTドコモの2013年夏モデルのフラッグシップモデル「Xperia A(エース) SO-04E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)の販売が開始となった。同端末は約4.6インチのHDディスプレイを備えたAndroid端末。本稿では担当者に聞いた開発の裏話などを交えつつ、端末の特長をおさらいしていきたい。

約4.6インチのHDディスプレイを備えたXperia A。先日行われたNTTドコモの新製品発表会では、同社の加藤薫社長も「ドコモの顔となるモデル」とアピールした

背面はふっくらと丸みを帯びた形状で、マットな感触が手になじむ。担当者の話によれば、Xperia Aでは「持ちやすさを徹底的に追求」しているという。背面にガラス素材を採用し"美しさ"が話題となった春モデルの「Xperia Z SO-02E」と比べると、対照的なアプローチと言えるかもしれない。

背面にはラウンドフォルムを採用。マットな質感が手に程よくなじむので、通話や画面操作などがしやすい

端末正面の様子

側面の中央には大きくて押しやすい電源ボタンを備える。また、ディスプレイの位置も端末のほぼ中央に寄せられた。ともに「シンメトリーなデザイン」を意識したものだという。これにより、縦画面でも横画面でも見やすく使いやすくなった。

側面の様子(写真左)。「Xperia AX SO-01E」(2012年冬モデル)と比べると、画面の位置が意識的に端末の中央に寄せられていることが確認できる(写真右)

Xperia Aではスマートフォンユーザーの買い換え需要はもちろん、従来型の携帯電話ユーザーの取り込みも狙っている。カラーバリエーションをWhite、Black、Pink、Mintの賑やかな4色で展開するのも、そうした理由が大きいようだ。