【レビュー】

「GeForce GTX 780」を試す - GK110コア採用の「TITANの弟分」はどこまでやれるのか

1 見た目はTITAN、中身は?

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5月23日、NVIDIAはGeForce GTX 780を発表した。この製品はGeForce GTX TITANと同じくGK110コアを搭載する製品だが、多少シェーダ数を減らしたり、メモリ搭載量を半減させるなどの形で低価格化を図ったものである。このGeForce GTX 780のリファレンスカードが入手できたので、GeForce GTX TITANやRadeon HD 7990など先行するハイエンドモデルとの性能比較をしておこう。

表1にGeForce GTX 780とGeForce GTX TITANのスペックをまとめてみたが、基本的にはStreaming Processorの数を14から12に減らし、その分少しだけコアの動作周波数を引き上げた形になる。

■表1 GeForce GTX 780 GeForce GTX TITAN
Graphics Processing Clusters 4 or 5 5
Streaming Processors(SMX) 12 14
CUDA Cores 2304 2688 / 896(Double Precision)
Texture Units 192 224
ROP Units 48
Base Clock 863MHz 836MHz
Boost Clock 900MHz 876MHz
Memory Clock 6008MHz
L2 Cache Size 1.5MB
Video Memory 3GB 6GB
Memory Bus Width 348bit
TDP 250W
Thermal Threshold 95度

実際見かけはGeForce GTX TITANそのもの(Photo01,02)。ケースのロゴ(Photo03)と基板裏面のGDDR5の有無(Photo04)を除くと見分けがつかない。ちなみにGPU-Zでの表示はこんな具合(Photo05)だった。

Photo01:しいて言えばカバーのロゴが"GTX TITAN"から"GTX 780"になった程度。バックパネルの出力端子類は全く同じ

Photo02:反対側も全くGeForce GTX TITANと同じく。電源端子は8pin+6pin

Photo03:基板長は265mm(実測値)でGeForce GTX TITANと変わらず

Photo04:GeForce GTX TITANと異なり、基板裏面にはGDDR5チップは実装されていない。そのためもあってか、重量はGeForce GTX TITANより1g少ない934g(実測値)だった

Photo05:相変わらずPCIe Gen2接続のまま

ところで細かいことを言うともう少し違いが。GeForce GTX TITANの場合、NVIDIA Control PanelからDouble Precisionのサポートが設定可能だったが、GeForce GTX 780ではこの設定がなくなっている(Photo06)。

Photo06:"CUDA - Double Precision"という項目そのものが無いので、Double Precisionの設定がそもそも不能

また製品そのものとは無関係だが、GPU BOOST 2.0に関してEVGA Precisionというオーバークロックツールも利用可能となっている(Photo07)。

Photo07:ただし今回は未テスト

テスト環境

それでは早速性能比較を。幸いにというか、前回Radeon HD 7990を試した際の環境を引き続き維持していたので、ここでそのままGeForce GTX 780を利用してみた。

ちなみにこの環境、もともとはGeForce GTX TITANのレビューに使ったものであり、なので結果もこれらをすべて合わせたものとなる。テスト環境の詳細は表2を参照されたい。

■表2
CPU Intel Core i7-3960X
M/B ASUSTek P9X79
BIOS Version 3305
Memory DDR3-1600 CL9 2GB×4
Graphics NVIDIA GeForce 680 Reference Board
MSI N680GTX Lightning
NVIDIA GeForce TITAN Reference Board
NVIDIA GeForce 780 Reference Board
ASUS HD7970-3GD5
SAPPHIRE HD7970 3G GDDR5
AMD Radeon HD 7990 Reference Board
Display Driver GeForce Driver 313.96β(GeForce GTX 680用)
GeForce Driver 314.09 GeForce GTX TITAN専用
GeForce Driver 320.18(GeForce GTX 780用)
Catalyst 13.2β(Radeon HD 7970用)
12.102.3-130412a (Radeon HD 7990用)
HDD Intel SSD 520+HGST 500GB SATA 3G(NTFS)
OS Windows 8 Pro 64bit 日本語版

ベンチマーク結果

ではいよいよベンチマーク結果を。なお、グラフにおける表記は

  • HD 7970 : SAPPHIRE HD7970 3G GDDR5のみの構成
  • HD 7970 CF : SAPPHIRE HD7970 3G GDDR5+ASUS HD7970-3GD5のCrossFire構成
  • HD 7990 : Radeon HD 7990リファレンスボードのみの構成
  • GTX 680 : GeForce GTX 680リファレンスボードのみの構成
  • GTX 680 SLI : GeForce GTX 680リファレンスボード+MSI N680GTX LightningのSLI構成
  • GTX 780 : GeForce GTX TITANのみの構成
  • GTX TITAN : GeForce GTX TITANのみの構成 となっている。

ちなみに今回もテスト手順へのリンクは省いた。これはGeForce GTX TITANのレビューと全く同一のためで、なので手順の確認が必要な場合はGeForce GTX TITANのレビューを参照されたい。

次のページ:ベンチマーク結果「3DMark Vantage v1.1.0」

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インデックス

目次
(1) 見た目はTITAN、中身は?
(2) ベンチマーク結果「3DMark Vantage v1.1.0」
(3) ベンチマーク結果「3DMark11 v1.0.3.0」
(4) ベンチマーク結果「3DMark v1.0」
(5) ベンチマーク結果「UNiGiNE Heaven Pro」「UNiGiNE Valley」
(6) ベンチマーク結果「Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark」
(7) ベンチマーク結果「Battlefield 3」
(8) ベンチマーク結果「Crysis 2」
(9) ベンチマーク結果「F1 2012」
(10) ベンチマーク結果「Far Cry 2」
(11) ベンチマーク結果「Metro 2033」
(12) ベンチマーク結果「The Elder Scrolls V: Skyrim」
(13) ベンチマーク結果「S.T.A.L.K.E.R Call Of Pripyat」
(14) ベンチマーク結果「Warhammer 40000: Dawn of War II - Chaos Rising」
(15) ベンチマーク結果「Sandra 2013 Engineer Edition」
(16) ベンチマーク結果「DirectCompute&OpenCL Benchmark」
(17) ベンチマーク結果「LuxMark 2.0」
(18) ベンチマーク結果「消費電力測定」
(19) 考察とまとめ

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