NECアクセステクニカの「AtermWG1800HP」と「AtermWG1400HP」は、無線LAN(Wi-Fi)の最新規格、Draft IEEE802.11ac(以下、ドラフト11ac)対応の無線LANルータだ。上位モデルのAtermWG1800HPは理論値最大1,300Mbpsでの通信が可能で、数字の上ではGigabit Ethernet(1000BASE-T)有線LANの1,000Mbpsを上回っている。

下位モデルのAtermWG1400HPでも最大867Mbpsと、こちらもGigabit Ethernetに迫る通信速度。現在主流であるIEEE802.11nの150~450Mbpsと比べて、かなりの高速化を期待できるはずだ。そこで今回はAtermWG1800HPとAtermWG1400HPを使って、通信速度の検証を中心に使い勝手や便利な機能についても紹介しよう。

ドラフト11ac対応で、最大1,300Mbps(理論値)の通信速度を誇る「AtermWG1800HP」(写真左)。片方をイーサネットコンバータとして利用する2台セット「AtermWG1800HP/E」(写真右)も用意されている

理論値最大867Mbpsのドラフト11ac対応ルータ「AtermWG1400HP」(写真左)と、2台セットの「AtermWG1400HP/E」

■ AtermWG1800HPの主な仕様 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)、IEEE802.11a/n/ac(5GHz帯) [WANポート] 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポート [アンテナ] 3×3 [有線LANポート] 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×4ポート [USBポート] USB 2.0×1ポート [本体サイズ/重量] 約W33×D111×H170mm/約0.4kg
■ AtermWG1400HPの主な仕様 [無線LAN] IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)、IEEE802.11a/n/ac(5GHz帯) [WANポート] 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポート [アンテナ] 3×3(2.4GHz)、2×2(5GHz) [有線LANポート] 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×4ポート [USBポート] USB 2.0×1ポート [本体サイズ/重量] 約W33×D111×H170mm/約0.4kg

コンパクトで設置しやすいデザイン

まずはAtermWG1800HPの外観から見てみよう。何より特徴的なのは、コンパクトで魅力のある本体デザインだ。サイズは約W33×D111×H170mmで、ほかのドラフト11ac対応ルータと比べてみても小さい。付属スタンドの取り付け位置によって縦位置/横位置で設置できるほか、ネジ穴を使って壁に取り付けることも可能だ。

AtermWG1800HPを横位置で設置した状態。設置部分の脚のうち、左側が取り付けスタンドだ

本体カラーはブラックで、表面は光沢のあるグロス仕上げ。PCやデジタル機器の周囲に設置してもマッチするデザインだ。本体サイズが小さいので、設置場所に困ることはないだろう

本体正面には機器の状態を表わす各種ランプが並ぶ。背面のインタフェースは上からモード切替スイッチ、USB2.0端子、有線LAN端子×4、WAN端子、電源コネクタ

本体右側面には、節電用の「ECOボタン」と簡易接続用の「らくらくスタートボタン」が用意されている(写真左)。左側面にはSSIDや暗号化キーがプリントされている

一方、AtermWG1400HPの本体サイズはAtermWG1800HPとまったく同じ。デザインもほぼ同じだが、本体正面のランプ窓の色だけが異なっている。

AtermWG1400HPを横位置で設置した状態。AtermWG1800HPのランプ窓がシルバーであるのに対し、AtermWG1400HPではグリーンだ

AtermWG1400HPのボタンやインタフェース類はAtermWG1800HPと共通

接地スペースや取り回しを考えるとサイズは小さいほうがいいのだが、あまり小さすぎると本体内部に熱がこもりがちになる。実際にAtermWG1800HPを1~2時間ほど連続使用したところ、背面がかなり熱く感じられた。本体のUSB端子に接続していたUSBメモリもかなり熱を持っていた。実際に運用する際は、風通しがよく涼しい場所に設置したほうがいいだろう。

付属のアダプタとLANケーブル。中央の緑のLANケーブルはイーサネットコンバータセットの付属品で、単品モデルの場合は右の白いLANケーブルのみ。カテゴリはどちらも5eだ

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