【ハウツー】

「NFC」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語

海上忍  [2013/05/20]

スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですからスペック表を見ると、専門用語のオンパレード……おいそれと比較はできません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「NFC」についてです。

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NFC(Near Field Communication)は、かんたんにいえば「かざして通信」するための規格です。短波HF帯(13.56MHz)を利用する、数センチ程度の短い通信エリアが特徴で、スマートフォンなどの小型端末にNFCチップを搭載すれば、他のNFC対応機器と近づけて通信する機能を持たせることができます。

NFCの通信速度は最大424kbps(424キロビット毎秒)と比較的低速なため、小さなデータの転送に適しています。具体的には、電子マネーのような小額決済や、他のNFC対応機器と通信を開始するための"キックスタータ"的な用途に利用されます。

ただし、技術的には小額決済に対応できるとしても、NFC対応のスマートフォンだから電子マネーとして使える、という意味にはなりません。現状日本にNFCを利用する電子マネー規格は存在せず、Edyやnanaco、SUICAやPasmoなどプリペイド型の電子マネーは、ほとんどが「Felica」を採用しています。FelicaもNFCの一形態ですが、暗号化処理を伴う部分は「セキュアエレメント」として分離されており、これなしには電子マネーとして機能しないため、エンドユーザにとっては別の規格です。

最近スマートフォンで急増しているのは、もうひとつの"キックスターター"的な用途です。NFC対応のテレビやパソコンに(NFC対応の)スマートフォンを近づけると、無線LANアクセスポイントに接続に必要な諸設定が自動処理され、写真や動画といったデータ量の多いコンテンツの転送が始まる、という流れです。こうすれば、かざすだけでデータ通信できるというNFCの利点と、設定に手間がかかるけれど通信は高速、という無線LANやBluetoothの利点を組み合わせることができます。

Android 4.0以降では、NFCを使いデータ転送する「Android Beam」もサポートされています。この機能は、当初NFCの機能だけでデータ通信を行っていたため低速でしたが、Android 4.1からはBluetoothに転送処理を引き継ぐようになりました。そのため、写真もスピーディーに転送することが可能です。

写真で解説

Android 4.0からサポートされた「Android Beam」は、NFCを"キックスタータ"的に利用します

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